2013 Fiscal Year Annual Research Report
映像作品を利用した日本語教育の体系化と授業デザインの研究
Project/Area Number |
23520646
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
保坂 敏子 日本大学, 総合科学研究所, 准教授 (00409137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三隅 友子 徳島大学, 学内共同利用施設等, 教授 (20325244)
門脇 薫 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (40346581)
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Keywords | 映像メディア利用研究 / 映像作品(映画・ドラマ・アニメ) / 授業デザイン / 体系化 / 国際研究者交流(スペイン・韓国) / 国際情報交換(ドイツ) |
Research Abstract |
本研究は、真正性の高い日本文化や日本語の学習リソースとして日本国内外の教師や学習者が期待する日本の映像作品(映画・ドラマ ・アニメなど)の効果的な教育利用のために、 (1) 外国語教育における先行研究や国内外の日本語教育現場の実践例を収集し、多面的な分析と考察を通して理論的・実践的に体系化を図ること (2)それを基に、様々な目的に応じた授業デザインを試みて実践的な検証を行い、映像作品を利用した多様な日本語教育の可能性を究明すること の2点を目的とする。 平成23年度は、映像作品を利用した外国語教育(日本語教育を含む)の先行研究や理論的枠組み、日本語教育における映像作品の利用実態と実践例、並びに、映像作品の授業利用に関わる著作権について、文献調査・アンケート調査・聞き取り調査・観察調査を行った。また、授業の実践研究を実施した。平成24年度には、引き続き調査を行うと共に、「話し言葉」「文化」「メディアリテラシー」「構成主義」「文献」の各領域に分かれてデータの分析と体系化の検討を行った。さらに、調査を踏まえた授業デザインの考案と実践にも取り組んだ。最終年度の平成25年度には、ドイツの専門家を講師に勉強会を開催し、教育目標のタキソノミー(Bloom1956)と改訂版タキソノミー(Anderson et al. 2001)に基づいた授業の利用目的の体系化や各領域毎の授業デザインの枠組みの構築、新たな授業デザインの考案と実践に基づく評価、映像作品利用の意義の検討、文献リストの作成、関連著作権のまとめに取り組んだ。 3年間の研究成果は毎年日本国内外の国際学会(天津、マドリード等)で発表し、論文も紀要に発表した。さらに、最終年度には、それぞれ分担した研究の成果をまとめた報告書を作成した。本研究により、日本語教育における映像作品を利用した授業デザインの指針を構築することができたと考える。
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Research Products
(7 results)