2012 Fiscal Year Research-status Report
金銭管理のアンケート調査により、多重債務予防のための制度設計の基礎資料とする研究
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23530112
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
手塚 宣夫 東海大学, 実務法学研究科, 教授 (50155454)
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Keywords | 金銭管理の実態 |
Research Abstract |
アンケート調査を、ユーコープ事業連合のコープかながわ・コープしずおか・市民生協やまなしの3生協、コープネット事業連合のコープとうきょう・コープちばの2生協、コープあいち及びFコープ(福岡)の7生協において実施した。インターネットによる回答は、紙によるものと比べて、まだまだ抵抗があり、収入や使い道など、プライバシーに踏み込んだ質問が多く、質問の数が多い割りには(58問)、具体的な特典がないので、なかなか協力を得ることが難しいが、一応全国的な調査を行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2011年度からのアンケートの回答数が2631名となった。当初の見込みよりも少ないが、インターネットで、プライバシーに関わる58問の質問を答えてもらうので、答える方も心理的な抵抗があるし、時間的な負担も大変であり、その点から考えると、この結果はおおむね順調といえる。
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Strategy for Future Research Activity |
インターネットによる調査では、回答者数に限界があり、紙ベースによる調査の方が、費用はかかるが、より多数の回答を得られることが明らかである。そこで、研究費を有効に活用すべく、(財)民事紛争処理研究基金による調査で実施した、みやぎ生協における紙ベースによる調査(インターネットと同一の質問)と同じものを実施するべく、準備中である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
紙ベースによるアンケート調査のために95万円を使用し、残りは主として必要な調査・研究会の交通費・旅費に使用する予定。
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Research Products
(1 results)