2011 Fiscal Year Research-status Report
東アジア地域の小売行動と小売構造の動態分析(国際化と地域化との相克を課題として)
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23530538
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
西島 博樹 長崎県立大学, 経済学部, 教授 (90352418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩永 忠康 佐賀大学, 経済学部, 教授 (90304873)
柳 純 福岡女子短期大学, その他部局等, 准教授 (50353181)
山口 夕妃子 長崎県立大学, 経済学部, 准教授 (60341674)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 東アジア / 小売国際化 / 地域化 |
Research Abstract |
東アジア地域で進展する国際化(グローバリゼーション)とそれに対抗する勢力としての地域化(ローカリゼーション)という2つの相反する傾向の実態について現地調査するとともに、国際シンポジウム報告および論文執筆を実施した。平成23年度の現地調査としては、中国本土にチェーン展開している日系小売企業(GMS)と台湾に進出している日系小売企業(百貨店)を訪問し、現地社員に対するインタビュー調査を実施した。また同時に、中国と台湾の市場動向を把握するために現地研究者との意見交換および現地小売市場構造に関する各種の資料収集を行った。さらに、中国の大学で開催された国際シンポジウムに参加し、本研究に関する中間報告を実施した。研究代表者と研究分担者は共同研究会を定期的に開催し、東アジア地域で実施した小売企業に対するインタビュー調査の内容について整理・分析を行うとともに、東アジア各都市で収集した各種資料について精査し、問題点の抽出と今後の研究の方向性について随時意見交換を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
東アジア地域に進出している小売企業に対するインタビュー調査は中国と台湾において予定通り実施できた。また現地小売市場構造分析については、東アジア各都市において各種資料を収集するとともに、現地研究者との意見交換を実施した。研究代表者と研究分担者は定期的に共同研究会を開催し、研究の進捗状況についておおむね順調に推移していることを確認している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者と研究分担者は定期的に共同研究会を実施し、研究の進捗状況や問題点などについて意見交換するとともに今後の研究の方向性について意思の統一を随時図る。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
東アジア地域へ進出した小売企業を対象としたインタビュー調査と現地小売市場の調査費用、東アジア地域の小売構造に関する図書や資料の購入費用、現地研究者との共同研究にかかる謝金などとして次年度の研究費を使用する計画である。
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