2014 Fiscal Year Annual Research Report
金融危機の会計分析―リーマン・ショック後の規則と規制の改革をめぐって―
Project/Area Number |
23530577
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
星野 一郎 広島大学, 社会(科)学研究科, 教授 (10202300)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 金融危機 / ストレステスト / 貸倒引当金 / 清算価値 / 格付け / 健全性検査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題においては,その課題名のとおり「金融危機の会計分析―リーマン・ショック後の規則と規制の改革をめぐって―」であるが,最終年度にはとこまで到達していない。来年度以降に最終的な研究実績を公表する予定である。 最終年度におこなった研究実績の論文タイトルとしては以下のものがある。 「会計研究のあり方をめぐる若干の考察――特定論点の意義と課題そして背景――」,「出張費をめぐる不正経理の実態とその制度的背景――国立大学法人等の非営利組織を前提にして――」,「財務会計ルール運用上の『遊び』の意義と弊害――スムースネスに転換する瞬間とその契機――」,「ネットオークションにおける値決め機能の会計学的合理性について」などである。 これら研究実績のうち,そのタイトルやテーマのみからすると,金融危機に直接関係のないものも含まれているように思われるかもしれないが,リーマン・ショックにかぎらず,不正経理との関係が金融危機を招いた一端となっている側面にも着目したうえで研究をおこなってきたところである。
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Research Products
(5 results)