• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

第二言語のルール学習が母語の高次操作を創出するメカニズムの教育心理学的研究

Research Project

Project/Area Number 23530856
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

吉國 秀人  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (30343734)

Keywords教育系心理学 / 第二言語 / ルール学習 / 母語
Research Abstract

本研究では,平成19年度~20年度科学研究費補助金若手研究(B)で示された母語に関連する素朴理論からの干渉とその抑制を含む「英語の応答に関する認知プロセス」の研究を,更に発展させることが目指された。3年計画の3年目にあたる今年度の主たる研究目的は,素朴理論からの干渉が予想される英語のルール学習場面で,1.「視点切り替え」と「関係操作的思考」を組み込んだ教授方略に,「動作を伴って意思を再確認する活動」も取り入れた場合,異なる構造を持つ課題に対するルールの適用へ影響を及ぼすのかを明らかにすること,2.英語のルール学習において,学習者内で日本語理解の深化が促されるメカニズムを,日本語に関する自覚化の側面も併せて探究することであった。
新たに実施したインタビュー事例に基づいて研究会発表を行い,心理学研究者との討論を行った。報告した事例の特徴としては(1)読み物の読解直後では,きまりへの確信度も高く,読み物への興味深さも高まっていたこと,(2)ルールの一貫適用が見られた場面の数は,事前と事後の調査で変化が見られなかったこと,(3)日本語の「自覚化」に関連して,日本語による応答の使い分けを説明する場面では,混乱が生じたと推測できる反応が見られたことなどが示された。
さらに研究会発表後に実施したインタビューの結果もあわせて,とりわけ,英語のルールを適用できた範囲の変化の有無と,日本語による応答の使い分けを他者に説明する過程に着目して,教育心理学の学会にて発表を行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 英語のルール学習における母語の自覚化の様相2014

    • Author(s)
      吉國 秀人
    • Organizer
      日本教育心理学会
    • Place of Presentation
      神戸国際会議場
    • Year and Date
      20141107-20141109

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi