2014 Fiscal Year Research-status Report
児童・生徒に対するコミュニケーション・スキル訓練の開発と実施
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23530933
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
牧野 幸志 摂南大学, 経営学部, 准教授 (00330762)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | コミュニケーション / スキル訓練 / 児童・生徒 / 心理学的介入 / 臨床社会心理学 / 青年期 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度には,開発したコミュニケーション・スキル訓練の効果測定を行い,プログラムを他の小・中学校においても実施した。比較対象として大学生に対しても調査を行った。まず,コミュニケーション・スキル訓練がどの程度効果があったかを多角的に測定した。スキル訓練の結果,児童・生徒のコミュニケーション・スキルは向上したか,対人関係や精神的健康状態にどのような変化が起こったかなどについて短期的効果(直後)だけでなく長期的効果(半年後)も測定する予定であったが,長期効果は測定できなかった。その後,訓練プログラムを他の学校でも実施し,その汎用性を高めた。訓練プログラムをより多くの学校で実施して,コミュニケーション・スキルの向上を目指した。小中学生だけでなく大学生のコミュニケーション・スキルについても調べ,多角的に分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究代表者が協力依頼をした小・中学校においてスキル訓練の実施ができたため。 研究代表者による分析が順調に行われたため。 ただし,調査参加者には比較対象として大学生も含まれていた。 青年期におけるコミュニケーション研究についても行ったため,成果は多岐にわたっているがおおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
児童・生徒を対象としたコミュニケーション・スキル訓練の実施を引き続き,地域の学校において行う。より広く効率的に行うために,地域の学校関係者からの協力を受ける。作成した訓練プログラムを多くの小学校,中学校で実施し,その成果を公表していく。比較対象として大学生のコミュニケーション・スキルを測定する。 次に,訓練の実施要領等をまとめ制作し,この利用を拡大していく。最後に,スキル訓練に関する実践研究の結果を論文にまとめる。
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Research Products
(5 results)