2014 Fiscal Year Annual Research Report
大学教育における高度熟練技術伝承法を活用した学習カリキュラムの開発
Project/Area Number |
23531244
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
松原 幸夫 新潟大学, 産学地域連携推進機構, 教授 (20401771)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 暗黙知教育 / 徒弟制度 / 高度熟練技術 / 伝承 / デュアルシステム / 大学教育 / 暗黙知経営 / 職人文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高度熟練技術分野における人材育成法を活用した教育カリキュラムを開発することにある。平成26年度は日本および欧州の「先進企業」の専門職人材育成法、ならびに大学および専門学校における専門職人材育成教育の特性について調査研究した。日本および欧州の伝統的な技術伝承法が、「守、破、離」等に見られる職人遍歴プロセスを持ち、極めて類似した形で行われてきたことを検証し、そのような学習法の意味について考察した。 ①平成26年6月16日には「暗黙知による技術・文化立国 : わが国のものづくりへの期待と展望 」を掲載した『知的財産イノベーションの諸相』がコンテンツシティ出版より出版された。②にいがた市民大学「新潟の感性豊かなものづくりとその展望」において、講座コーディネーターとして前期後期計15回授業を開講し、講義、討論会、グループワーク、会社見学を行った。③平成26年11月29日、日本知財学会において、「高度熟練技術企業における暗黙知経営のあり方~『失われなかった20年』に学ぶ~」と題し講演を行った。④平成26年6月20日、徳島大学歯学部において、暗黙知教育についての検証授業を行った。 ⑤平成26年度は、これまでに実施した検証授業で得られた大学教育のカリキュラムに援用する枠組みと構成原理に基づき、研究課題に対応した指導内容として明確に位置づけ、学習のための原理として「夢立国プロジェクト成果報告書」において提示した。 今後は、最先端技術分野において高度な熟練技術を保有し先進的な取り組みをしている企業の人材育成のベストプラクティスを大学教育に導入するだけでなく、本研究の成果を更に発展させ、企業内研修や社会人教育、生涯教育における人材育成において活用していく予定である。
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Research Products
(12 results)
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[Presentation] 感性の磨き方2014
Author(s)
松原幸夫
Organizer
徳島大学歯学部暗黙知教育
Place of Presentation
徳島大学
Year and Date
2014-06-20 – 2014-06-20
Invited
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