2015 Fiscal Year Annual Research Report
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23540252
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
筧 三郎 立教大学, 理学部, 教授 (60318798)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | 可積分系 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,可積分系,特殊関数の理論を拡張し,その応用範囲を広げることを目的としている。2015年度は組合せ論との関係を中心に研究を行い,以下の成果が得られた。 1. ヤング図形の組合せ論に現れる「艤装配置 (rigged configurations)」について,ソリトン・オートマトンの観点から研究を行った。その結果,時間発展の線形化についての初等的別証明を与えることに成功した。(論文は現在準備中)。 2. 昨年度より行っていたヤング図形におけるjeu de taquin slide と呼ばれる操作についての研究が進展し,超離散戸田格子方程式との関係が明らかになった。現在は,その対応関係を用いて逆超離散化を行い,解析を進めている。
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