2013 Fiscal Year Research-status Report
ゲージ理論と紐理論に於ける可積分性の出現と素粒子物理への予言
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23540316
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
糸山 浩 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30243158)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大田 武志 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 数学研究所 専任研究所員 (70419688)
吉岡 礼治 大阪市立大学, 理学(系)研究科(研究院), 数学研究所 専任研究所員 (90514555)
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Keywords | integrable system / Seiberg-Witten curve / prepotential / Whitham hierarchy / USp matrix model / partial susy breaking / quiver matrix model / Nekrasov function |
Research Abstract |
平成25年度は研究計画書に掲げた6つの研究課題を一部変更することにより、本研究の自然な進展が促進され着実な進展が得られた。導している。 丸と創始したD TERM DYNAMICAL SUPERSYMMETRY BREAKINGに関しては、対称性の破れ及びSCALAR GLUONの質量を定量的に変分法で定める決定的な論文を出版した。さらに進んで、もともとのこれを踏まえ、元々の系をSTANDARD MODEL HIGGS SECTORに結合させた系を考案し、126GEVHIggsが我々のDDSBの機構により、TREE FORMULAのレベルでO(1)couplingで実現できることを見出した。現在はさらに計算を進め、MSSMの残りの4つのHIGGSの質量の計算を行うと同時に、相互作用定数の統一の問題、MIXED DIRAC GAUGINOの物理を探索している。 矢野の修士論文指導という形で始まった、TYPE1STRINGに於けるFI項生成可否の振幅計算を終え、出版させた。さらに強固な最終結論に達するため、Z_2, Z_3 orbifold 模型でのcovariant NSRでの計算を追究している。青柳の修士論文を指導し、糸山・TAYLORのcosmological constantを小さくする機構の拡張を行った。 大田・吉岡との共同研究では、5次元の2d4dCONNECTIONよりPARAFERMION BLOCKの導出に成功し、同時にGAUGE理論側ではALE空間上でのINSTANTON和を生成することに成功した。この結果を出版させた。現在は、DAHAの使用法、CURRENT ALGEBRA, surface operatorとの関係についての考察が進行中である。またEXCHANGE ALGEBRA、q-RACAH 係数に関し、出口の学位論文を現在指導している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画の一部を変更して、現在の研究状況の自然な発展を促進した。 DDSBは独創的なアイデアであり、たくさんの課題、さらなるテーマを与えてくれる。これが理由である。 FI項 IN STRINGSも重要ではあるが近年議論されていないテーマであり、やることが山積している。これが理由である。 2d4d CONNNECTIONの研究に於いて q VIRASORO BLOCKの冪根極限を取る研究は今までになかった。これが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
基本的には、当初計画一部変更後の上記の4つの課題:KNOTS,BRAIDSand exchange algebra、DDSB、FI項IN STRINGS、q VIRASORO BLOCKを継続して研究する。どれもさらなる進展が予感される。それに加え「PREPOTENTIALの変形理論」の進展を目指す。出口の学位論文を指導し、exchange algenraの計算を進める。2d-4d conectionに関して今迄出したアイデアで実現させていないものを論文という形にする
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
H26年度分の配分は少ない。分担者の吉岡は、H26年度の出張費の一部をH25年度科研費でまかなう予定である。 H26年度は最終年度で、その配分は40万と少なく、 海外出張一回程度、若干の謝金、資料整理をバイトをお願いして使い切る予定である。
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Research Products
(14 results)