2012 Fiscal Year Research-status Report
非線形制御,非線形計画法と微分方程式の数値解法の融合
Project/Area Number |
23560535
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
半塲 滋 琉球大学, 工学部, 准教授 (70284958)
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Keywords | 非線形制御 / 非線形計画法 / 適応制御 / ディスクリプタシステム |
Research Abstract |
(1) 昨年度おこなった非線形離散時間システムに対する適応モデル予測制御系を構成に関する分析を継続し, 有理係数線形システムに関する数値例およびノンホロノミックシステムの可到達性や同定可能性に関する分析と数値例を含む論文を執筆し, 学術雑誌に投稿した(SIAM Journal on Control and Optimization). 査読に非常に時間がかかっており, まだ採否は決定していない. (2) 非線形ディスクリプタシステムに関する分析を進めた. (3) 提案した手法の有効性を実験的に検証するための機材を購入し, セットアップをおこなった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2011年度にJABEE受審に伴って膨大な事務作業が発生し研究が進まなかった影響をいまだに挽回できていない. また, 非線形ディスクリプタシステムについては, 投稿論文に対して査読者から有用性に関する極めて厳しい指摘があり, 研究計画を全面的に見直さざるを得なくなった.
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Strategy for Future Research Activity |
購入およびセットアップが終了している機材を用いて非線形離散時間適応制御の実証実験をおこなう. 不確かさの取り扱いについては, 非線形確率システムの考えを取り入れないと有用な結果が得られないことが判明し, すでに資料を収集済みである. 当初予定していた非線形計画法・数値解法との融合に更に非線形確率微分方程式の知見を加味する方向で解析を進める予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
(1)MatlabおよびMathematicaの保守費用を支払う. Matlabについては, データ収集のためのツールボックスを適宜追加購入する. (2)実証実験用の機体や計測・制御システム構築のための周辺機器を追加購入する. (3)必要に応じて文献を購入する. (4)1~2回の学会発表を予定している. (5)論文投稿のために英文校正サービスを利用する. (6)その他, 各種消耗品等を購入する.
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