2013 Fiscal Year Annual Research Report
遅延膨張性アルカリ骨材反応の評価に適した試験法の開発と抑制対策に関する研究
Project/Area Number |
23560554
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
富山 潤 琉球大学, 工学部, 准教授 (20325830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新城 竜一 琉球大学, 理学部, 教授 (30244289)
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Keywords | アルカリ骨材反応 / 遅延膨張性 / 海砂 / フライアッシュ / 抑制効果 / 岩石学的評価 |
Research Abstract |
平成25年度の目的は,「遅延膨張性ASRに適したJISのASR試験法に代わる新しい試験法を提案する」ことであった.当初計画した促進膨張試験は,沖縄の塩害環境を考慮に入れ,NaCl溶液(温度50℃)を用いた乾湿繰返し試験であった.しかし,今回の検討結果では,膨張挙動が浸漬した場合(飽和NaCl溶液50℃)に比べて遅かったため,試験法の方針を変更した.新しく検討した試験では,飽和NaCl溶液に試験体を浸漬し,溶液の温度を40℃,50℃,60℃,70℃と水溶液の温度をパラメータとした膨張性への温度依存性の評価を行った.試験体ケースは,反応性骨材(海砂):非反応性骨材(石灰岩砕砂)=100:0 および 50:50で行った.その結果,60℃と70℃を用いることで,遅延膨張性を示す骨材の危険評価の可能性を見出した.今回の結果を基礎データとし,今後も継続して遅延膨張性に適した新しい試験法の検討を行う.
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Research Products
(2 results)