2013 Fiscal Year Research-status Report
徳島県における小・中学生を対象とした防煙教育プログラムの有効性に関する縦断的検証
Project/Area Number |
23590743
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
奥田 紀久子 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (60331857)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 裕子 奈良女子大学, 保健管理センター, 教授 (00346305)
近藤 和也 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10263815)
棟方 百熊 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (30284334)
廣原 紀恵 茨城大学, 教育学部, 准教授 (70516004)
郷木 義子 就実大学, 教育学部, 教授 (90113365)
藤井 智恵子 近大姫路大学, 看護学部, 准教授 (30438965)
|
Keywords | 防煙教育 / 小学生 / 喫煙防止教育 |
Research Abstract |
平成25年度には、徳島県内の小学校30校の小学生約1500名に対し防煙教育を実施した。防煙教育の前後にアンケート調査を実施し、コンピューターに入力しデータベース化した。また、当初の研究計画に沿って、中学生への追跡調査を実施するために、対象中学校の選定を行った。これをもとに26年度に追跡調査を実施する。 本年度は、防煙教育に関する情報収集と、関連研究の成果発表のために、第25回中国・四国学校保健学会、第60回日本学校保健学会、第17回日本地域看護学会に参加した。また本研究は小学校から中学生までを追跡調査することにより、小学校で実施する防煙教育の長期的な成果を明らかにすることを目的としているため、予備調査として大学生における防煙教育の成果等に関する研究論文を投稿した。 上記の研究により、小学校で実施される喫煙防止教育が、大学生の喫煙に対する姿勢にも影響を及ぼしていることが明らかとなったことから、本研究の有用性が示され、今後本研究を継続することが重要であると判断している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
徳島県内の小学生を対象とした防煙教育は順調に進展している。平成25年度は、小学校30校約1500名の児童への防煙教育を実施し、結果のデータベース化も終了している。 しかし、防煙教育担当者及び本研究の分担者の異動等により、本研究の推進に向けた会議が十分に機能していない。本研究の根幹である追跡調査の内容・方法が十分に定まらない状況であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究は地域の公衆衛生及び予防医学に係る重要な内容である。したがって、調査の実施に当たり、効果的な調査内容と方法を検討した上で実施する必要がある。研究分担者及び関係者との十分な合議を行い、年度内に追跡調査を実施する予定である。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は小学生への防煙教育は順調に経過した。またデータベース化のための人件費・謝金及び情報収集と成果の発表のための旅費として経費を使用した。しかし、追跡調査の内容や方法に関する検討が十分でなかったため、追跡調査のための印刷や物品の購入に至らなかった。 平成26年度は、追跡調査を実施する。 次年度に繰り越した経費は、追跡調査のための印刷費、文具購入、郵送費として計上する予定である。 また、当初の計画通り、現時点での成果の発表と、情報収集のための学会参加等に係る旅費等を執行する予定である。
|
Research Products
(5 results)