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2013 Fiscal Year Research-status Report

HP∨予防ワクチンに関する国際比較と日本の問題点:効果的な子宮頸がん予防推進とは

Research Project

Project/Area Number 23590779
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

湯地 晃一郎  東京大学, 医科学研究所, 特任講師 (70373199)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中田 はる佳  独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 非常勤研究員 (10592248)
Keywords子宮頸がん / 予防 / ワクチン / ヒトパピローマウイルス / HPV / がん / 報道 / 公費助成
Research Abstract

我が国におけるHPV予防ワクチンを含む任意接種ワクチンの自治体別の政策・公費助成・接種状況の比較、HPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する各国の政策・公費助成・接種状況の比較、我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する意識調査、推進活動の分析について調査を行い、Journal of Medical Internet Research誌に論文"Development of a general consensus on human papillomavirus vaccination in Japan"が受理された。
日本のHPV予防ワクチンの公費助成に関する政策は、欧米諸国と比べ短期間で決定された。日本において公費助成が政策決定された経緯についての研究は乏しい。日本のHPV予防ワクチン政策決定過程に影響を与えた因子について調査するため、報道分析を行い、各国の政策決定・公費助成に至る経緯との比較を行った。国内の新聞・オンラインメディアの中からHPV予防ワクチン関連キーワードを抽出した。全国紙などの報道記事、ホームページ掲載記事について、HPV予防ワクチンに関するキーワードを統計学的手法を用いてデータベース化した。キーワードを分類し、HPV予防ワクチンに対して肯定的・中間・否定的の3つに分類し、キーワードの経時的変化を追い、影響を与えた事例について解析を行った。
新聞記事とホームページから「公費」「助成」「署名」「ワクチン」「検診」「予防」「副作用」「不妊」などのキーワードが抽出された。肯定的なキーワードは新聞報道記事に多く、ホームページ掲載記事では少なかった。欧米諸国と異なり、我が国におけるHPV予防ワクチンの公費助成決定政策は短期間で決定されたが、日本のワクチン政策は、保守的な新聞雑誌に影響を強く受けている傾向があり、HPV予防ワクチンが公費助成に至る経緯においても大きな影響を与えたことが示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

我が国におけるHPV予防ワクチンに関する意識調査、報道分析、各国の政策・公費助成比較に関し、Journal of Medical Internet Research誌に論文"Development of a general consensus on human papillomavirus vaccination in Japan"が受理された。
日本のHPV予防ワクチンの公費助成に関する政策は、欧米諸国と比べ短期間で決定された。日本において公費助成が政策決定された経緯についての研究は乏しい。日本のHPV予防ワクチン政策決定過程に影響を与えた因子について調査するため、報道分析を行い、各国の政策決定・公費助成に至る経緯との比較を行った。国内の新聞・オンラインメディアの中からHPV予防ワクチン関連キーワードを抽出した。全国紙などの報道記事、ホームページ掲載記事について、HPV予防ワクチンに関するキーワードを統計学的手法を用いてデータベース化した。キーワードを分類し、HPV予防ワクチンに対して肯定的・中間・否定的の3つに分類し、キーワードの経時的変化を追い、影響を与えた事例について解析を行った。
新聞記事とホームページから「公費」「助成」「署名」「ワクチン」「検診」「予防」「副作用」「不妊」などのキーワードが抽出された。肯定的なキーワードは新聞報道記事に多く、ホームページ掲載記事では少なかった。欧米諸国と異なり、我が国におけるHPV予防ワクチンの公費助成決定政策は短期間で決定されたが、日本のワクチン政策は、保守的な新聞雑誌に影響を強く受けている傾向があり、HPV予防ワクチンが公費助成に至る経緯においても大きな影響を与えたことが示唆された。

Strategy for Future Research Activity

1)HPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する各国の政策・公費助成・接種状況の比較、2)我が国におけるHPV予防ワクチンを含む任意接種ワクチンの自治体別の政策・公費助成・接種状況の比較、3)我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する報道分析、4)我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する意識調査、5)我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチン推進のための活動分析
1)-5)の研究を継続する。
2)については、現在のところ自治体別ワクチン接種率が公開されておらず、比較検討が難しいが情報収集を継続していく。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

論文投稿後、採択までの時間がかかり、次年度使用額が生じた。
1)HPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する各国の政策・公費助成・接種状況の比較、2)我が国におけるHPV予防ワクチンを含む任意接種ワクチンの自治体別の政策・公費助成・接種状況の比較、3)我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチンに関す
る報道分析、4)我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチンに関する意識調査、5)我が国におけるHPV予防ワクチン・各種ワクチン推進のための活動分析
1)-5)の研究費、論文投稿費として使用予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Development of a general consensus on human papillomavirus vaccination in Japan.2014

    • Author(s)
      Haruka Nakada, Koichiro Yuji, Masaharu Tsubokura, Yukio Ohsawa, and Masahiro Kami
    • Journal Title

      JOURNAL OF MEDICAL INTERNET RESEARCH

      Volume: in press Pages: in press

    • DOI

      10.2196/jmir.2846

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2015-05-28  

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