• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Research-status Report

アセット・モデルによる公衆衛生施策に関する基礎的及び実践的研究

Research Project

Project/Area Number 23590786
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

尾島 俊之  浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords保健医療行政 / 社会医学 / 衛生
Research Abstract

アセット・モデルは地域のニーズや改善を要するところではなく、地域に既にある資源や良いところに注目して、公衆衛生活動を展開しようとする手法である。発展途上国等における国際保健の分野で注目されてきているが、現状として国内の公衆衛生活動においてで意識して用いている自治体は少ない。この研究の目的は、まず第1に、アセット・モデルによる効果的な公衆衛生施策に関する概念や論点を整理し、我が国の状況にあったアセット・モデルのあり方を明らかにすること。第2には、全国の市町村及びモデル地域における、アセット・モデル的な施策の現状を明らかにすること。第3の目的としては、アセット・モデルによる公衆衛生施策の効果を検証することである。平成23年度の研究では、まず、概念整理・事例収集として、アセット・モデルに関する海外及び国内の文献についての収集・検討を行った。アセット・モデルによる健康増進計画策定を進めている自治体の状況について調査を行うとともに、我が国の状況に適合したアセット・モデルの展開方法について、地域保健関係者等と検討を行った。また、全国の市町村を対象に保健活動等の実施状況を調査したデータを用いて、アセットの活用状況に着目した解析を行い、その結果を発表した。物理的なアセットとしては、屋内運動施設を健康づくりに活用している市町村が50%以上に見られるなど、運動施設の活用が多い状況であった。また、住民組織や、各種団体との連携も多くの自治体で行われていた。ニーズ・モデルを意識しつつも、現実にはアセット・モデル的な展開も同時に行っている自治体は少なくないと考えられた。さらに、自治体内の小地域単位のアセットの状況と健康状態の関連を検証するため、A市の高齢者を対象に無作為抽出による郵送調査を実施した。現在、そのデータの整理を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成23年度交付申請書での研究実施計画と照らして、概ね順調に進展することができた。具体的には、概念整理、事例収集として、文献の収集、検討、地域保健関係者等との検討について概ね計画に沿って実施した。全国の市町村を対象とした調査については、保健活動等の実施状況を調査したデータを用いて、アセットの活用状況に着目した解析を行った。また、アセット・モデルによる公衆衛生施策の効果の検証として、A市の協力を得ることができたため、無作為抽出による郵送調査を実施することができた。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度以降の研究は、本研究の第2の目的である、全国の市町村及びモデル地域における、アセット・モデル的な施策の現状を明らかにすること、および第3の目的である、アセット・モデルによる公衆衛生施策の効果の検証について推進していく予定である。具体的には、前年度に収集したデータ、また連携研究者の近藤が別途調査を実施しているデータについて、既存の公表データや、過去に調査を実施したデータと結合を行って分析を進める。また、新たにB町において、アセット・モデルを用いた健康増進計画の策定を行うこととなったため、この地域をモデル地区としてアセット・モデルを活用した展開を試行する予定である。また、引き続き、全国の市町村におけるアセット・モデルを用いた衆衛生施策の展開事例の収集、また地域保健関係者等との意見交換を行い、我が国の状況にあったアセット・モデルのあり方を明らかにしていく計画である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成24年度には、平成23年度に調査を行ったデータの整理、分析のために研究費を使用する。また、当初の予定では、平成23年度に分析環境の整備のための支出を行う予定であったものが、A市における調査費用を賄うために見送りにしていたものについての支出を行う。また、モデル地区等に関する調査や地域保健関係者等との意見交換等に関する経費も予定している。分析結果を見て必要な場合には、補充調査を行う場合もある。さらに、研究成果のとりまとめが順調に進んだ場合には、その成果の発表のための経費を支出する予定である。

  • Research Products

    (7 results)

All 2011 Other

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (3 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] Neighborhood food environment and body mass index among Japanese2011

    • Author(s)
      Hanibuchi T, Ojima T, et al.
    • Journal Title

      Int J Health Geogr

      Volume: 10 Pages: 43

    • DOI

      10.1186/1476-072X-10-43

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] Physical activity and risk of fatal or non-fatal cardiovascular disease2011

    • Author(s)
      Shibata Y, Ojima T, et al.
    • Journal Title

      Circ J

      Volume: 75 Pages: 1368-72

    • DOI

      10.1253/circj.CJ-10-0970

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Current status and countermeasures of suicide in Japan.2011

    • Author(s)
      Ojima T, et al.
    • Organizer
      International Conference on Transcultural Psychiatry(招待講演)
    • Place of Presentation
      Ranchi, India
    • Year and Date
      Sept 24, 2011
  • [Presentation] Effectiveness of smoking prevention programs for maternal and child health2011

    • Author(s)
      Ojima T, et al.
    • Organizer
      Internationa Epidemiologic Association World Congress of Epidemiology
    • Place of Presentation
      Edinburgh, UK
    • Year and Date
      Aug 7, 2011
  • [Presentation] 全国の市町村における健康づくりのためのアセット(地域資源)の活用状況

    • Author(s)
      尾島俊之、他
    • Organizer
      第82回日本衛生学会学術総会
    • Place of Presentation
      京都市
    • Year and Date
      平成24年3月25日
  • [Book] 健康なくに20112011

    • Author(s)
      岩室紳也、尾島俊之、他
    • Total Pages
      233
    • Publisher
      医療文化社
  • [Book] 図説国民衛生の動向 2011/20122011

    • Author(s)
      大井田隆、尾島俊之、他
    • Total Pages
      127
    • Publisher
      厚生労働統計協会

URL: 

Published: 2013-07-10  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi