2014 Fiscal Year Annual Research Report
バーチャル・リアリティー下MRI検査:心理的検討と閉所恐怖症・小児例への臨床応用
Project/Area Number |
23591747
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
麦倉 俊司 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20375017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 昭喜 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (80148874)
隈部 俊宏 北里大学, 医学部, 教授 (10250747) [Withdrawn]
松本 和紀 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40301056)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 閉所恐怖症 / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、研究1. DVDバーチャル・リアリティー下MRI検査:健常成人を対象にした心理的効果の基礎的検討。研究2.閉所恐怖症(Claustrophobia)を伴う患者を対象にDVDバーチャル・リアリティー下MRI検査の有用性を評価する。研究3.若年小児患者を対象にDVDバーチャル・リアリティー下MRI検査の有用性を評価する。以上3研究からなる。最終年度である本年は研究2.3に関して実際の臨床での評価を施行した。研究2.閉所恐怖症患者は 15例/月、研究3.小児患者20例/月程度の臨床応用がなされた。共に 外来フォローの患者が多く、繰り返し検査を施行されているため、患者さんのDVDバーチャルバーチャル・リアリティーへの認識も十分であり、約1/3の症例で DVD持参で検査に訪れる状況であった。本研究で導入されたバーチャル・リアリティーシステムは現在当院で通常の検査として臨床応用が進んでおり、閉所恐怖症あるいは小児、あるいは認知機能低下の影響で長時間のMRI検査に集中できない患者で、ゴーグル着用下に、狭いMRI装置の中にいるということを感じさせないまま、好みのDVDを見ながらMRI検査と遂行することができ、汎用されている。現在東北大学病院内でも広く認知され、患者、被験者に「やさしい」検査が実践可能となっている。現在、2台のMRI装置に搭載しているが、さらに院内、院外での認識を広め、同システムの臨床応用、啓蒙に努める事を予定している。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] てんかんの画像診断2015
Author(s)
麦倉 俊司
Organizer
第38回日本てんかん外科学会
Place of Presentation
都市センターホテル(東京)
Year and Date
2015-01-16 – 2015-01-16
Invited
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