2013 Fiscal Year Annual Research Report
人の体型を考慮したCT診断時臓器線量の個人差を評価できるWEBシステムの開発
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23591825
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Research Institution | Oita University of Nursing and Health Sciences |
Principal Investigator |
甲斐 倫明 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (10185697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 章 独立行政法人日本原子力研究開発機構, その他部局等, 研究員 (10354705)
高橋 史明 独立行政法人日本原子力研究開発機構, その他部局等, 研究員 (20354706)
佐藤 薫 独立行政法人日本原子力研究開発機構, その他部局等, 研究員 (80354702)
伴 信彦 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (70251220)
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Keywords | CT検査 / 臓器線量 / モンテカルロ / ボクセルファントム |
Research Abstract |
(1)体型の異なる患者のCT画像データから作成したボクセルファントムによるモンテカルロシミュレーションを詳細に再解析を行った。臓器体積は、体型(周囲長、身長、体重など)との関係なく、個人差としてバラツキをもっていた。個人差は胆嚢の変動係数が51.2%と大きく、その他の臓器は30%以下であった。単位mAsあたりの臓器線量と周囲長との関係は負の傾きの直線関係にあった。標準日本人のボクセルファントムで計算される臓器線量と被験者の周囲長データを用いて推定される体型の異なる被験者の臓器線量は、肝臓と膀胱は20%を超える差を認めたが、その他の臓器では10%以内の誤差で推定できることがわかった。 (2)平均的体型と異なる成人患者のボクセルファントムのモデルを構築し、線量係数(管電流当たりの臓器線量)のデータ整備を行った。評価した線量係数は、平均値-2σの体型の男性患者モデルにおける膀胱線量はJM-103と比較して約9%高く、平均値+5σの体型では、JM-103と比較して約33%低い。女性モデルを用いた計算においても、体型に依存した膀胱線量の変動が見られた。生殖腺については、女性の卵巣は体内の比較的深い位置にあるため、その線量は膀胱のケースと同様に体型に依存した変動が確認され、JF-103による解析値と比較して、平均値-2σの体型の患者モデルでは約8%高く、平均値+5σの患者モデルでは約36%低くなった。一方、男性の生殖腺である精巣は、体表面に存在するため、体型による線量の変動は小さく、JM-103と比較しても平均値+5σの患者モデルでは約12%の減少であった。 (3)WAZA-ARI2は、英語版を基本として、体型および年齢(フロリダ大学で開発された年齢別(0才、1才、5才、10才、15才)の患者モデル)の異なる患者のCT検査からの線量を評価するWebシステムとして構築した。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] WAZA-ARI II: Web-based CT dose calculator for Asian physiques2014
Author(s)
K.Ono, K.Sato, F.Takahashi, T.Yoshitake, O.Kamei, T.Hasegawa, Y.Katsunuma, N.Ban, A.Endo, C.Lee, W.E.Bolch, M.Kai
Organizer
IRPA Regional Congress, The Fourth Asian and Oceanic Congress on Radiation Protection
Place of Presentation
クアラルンプール、マレーシア
Year and Date
20140512-20140516