2013 Fiscal Year Annual Research Report
慢性障害脊髄に対する薬物治療の検討-血液脊髄関門の通過性に注目して
Project/Area Number |
23592166
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
加藤 真介 徳島大学, 大学病院, 教授 (30243687)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東野 恒作 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (80380129)
小坂 浩史 徳島大学, 大学病院, 助教 (00420547)
江西 哲也 徳島大学, 大学病院, 特任助教 (20467806)
|
Keywords | 脊髄障害 |
Research Abstract |
慢性脊髄圧迫はラットの胸椎脊柱管内に挿入したバルーンカテーテルを緩徐に拡張し、脊髄慢性圧迫障害動物を作成し、Apoptosis (Apo)の発生とその細胞の同定を行う事、さらに小胞体シャペロンの一つであるGRP78の発現を組織学的に検討し、最終的には薬剤によるApo制御が本研究の目的である。 ラットの急性圧迫モデルにおいて検討を行い、DNA fragmentationの有無および組織学的手法で行なった。その結果、Apoは神経細胞およびオリゴデンドロサイトと思われる細胞に発生していることを確認し、これらについて薬剤の効果を検討したが、有意な抑制効果は認められなかった。また、慢性圧迫モデル動物で検討を行っているが、結果のばらつきが大きく、バルーンの拡張方法を変更するなどしたが安定した結果は得られなかった。 画像診断として用いる動物用MRIではラット脊髄描出用のコイル作成を試作したが、十分な解像度が得られなかった。Positron Emission Tomography (PET)では、metionineを用いることとしているが、解像度の問題がクリアできていない。 また、将来の遺伝子改変動物の使用を想定してマウスにも応用しているが、慢性脊髄圧迫動物の作成には成功していない。
|
Research Products
(4 results)
-
-
[Journal Article] www.elearnSCI.org - a global educational initiative of ISCoS2013
Author(s)
Chhabra H S, Harvey L A, Muldoon S, Chaudhary S, Arora M, Brown D, Biering-Sorensen F, Wyndaele JJ, Charlifue S, Horsewell J, Ducharme S, Green D, Simpson D, Glinsky J, Weerts E, Upadhyay N, Aito S, Wing P, Katoh S, Kovindha A, Krassioukov A, Weeks C, Srikumar V, Reeves R, Siriwardane C, Hasnan N, Kalke YB, Lanig I
-
Journal Title
Spinal Cord
Volume: 51
Pages: 176-182
DOI
Peer Reviewed
-
-