2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23593089
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
丸山 貴之 岡山大学, 大学病院, 助教 (30580253)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 学 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40157904)
友藤 孝明 岡山大学, 大学病院, 講師 (80335629)
江國 大輔 岡山大学, 大学病院, 講師 (70346443)
山中 玲子 岡山大学, 大学病院, 助教 (00379760)
竹内 倫子 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50403473)
|
Keywords | 歯科保健活動 / 食育 / 生活習慣病予防 / う蝕 |
Research Abstract |
本研究では、成人を対象に横断調査および介入研究を行い、食育活動に関する因子と生活習慣病の指標との関連性を評価すること、また、生活習慣病対策を目的とした食育の中での歯科保健活動の有効性について検証することを目的とした。今年度は、学生を対象に横断調査を行い、食育の知識とう蝕との関係について検討した。 岡山大学新入生健康診断受診者2184名(男性1240名、女性944名)を対象に、口腔内診査を行い、う蝕経験歯数を記録した。また、「食育」という言葉を知っており説明できるかについて質問を行った。また、最近1年間の歯科定期健診受診の有無、歯磨き回数、デンタルフロス使用の有無、歯磨剤使用の有無などの口腔保健行動や、満腹になるまで食物を摂取するか、栄養摂取に偏りがあるか、朝食を欠食するか、高脂肪食を摂取するか、野菜・菓子・甘味飲料・サプリメントの摂取頻度などの食行動について調査を行った。う蝕経験歯なし群とう蝕経験歯あり群の2群に分けて統計分析を行った。 その結果、760名(男性315名、女性345名)が「食育」という言葉を知っており、説明することができた。また、「食育」に関する知識を持っていない者は、知識を持っている者と比較してう蝕経験のリスクが高かった(調整オッズ比 1.23;95%信頼区間 1.02-1.48)。 以上より、大学生において「食育」に関する知識を持っていることは、う蝕発生の減少に関連していることが示唆された。
|
Research Products
(1 results)