2014 Fiscal Year Annual Research Report
子どものヘルスプロモーションのための食育推進:母子支援方法の探索研究
Project/Area Number |
23593106
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
田村 文誉 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (60297017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八重垣 健 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (40166468)
西脇 恵子 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (20398879)
菊谷 武 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20214744)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 育児負担 / 摂食嚥下障害 / 障害児 / 摂食指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、3年間の研究のまとめと、摂食嚥下障害児の母親の育児負担感と摂食指導について調査研究を行った。 摂食嚥下障害児の母親の育児負担感の研究について、本研究の目的は、摂食嚥下障害のある子どもを持つ母親が、どのような育児負担を感じているかを明らかにすることとした。日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックで摂食指導を受けている18歳以下の患児の母親に対し、摂食嚥下障害と育児負担感に関するアンケートの協力を求め、それらのうち記載内容が十分であった34名の結果について検討した。母親の育児負担感について、中島の育児負担感尺度を用い、社会的制限と子どもに対する負の感情に分類して検討した。その結果、子どもについては、社会的制限において月齢が有意な正の相関を示した(r=0.385, p=0.025)。負の感情においては、出生順位が一番目の方がその他よりも有意に点数が高かった(p < 0.05)。回答者である母親については、社会的制限において相談相手のいない者はいる者と比較して点数が有意に高かった(p < 0.01)。以上の結果より、子どもの摂食嚥下障害は、母親の育児負担に影響を及ぼしていた。障害児への摂食指導を行う上では、対象患児の出生順位や母親の孤立状態への配慮が必要と考えられた。 3年間のまとめとしては、初年度に調査を実施した中で、沖縄県の3つの小学校の保護者に再度協力を求め、その後の意識の変化についてアンケートを実施し、初年度との比較検討を行った。さらに、東京都内の歯科医師会の事業に協力し、障害者の摂食相談内容の検討を行った。平成23年度、24年度の研究結果をまとめ、子どもの食の問題への母子支援の成果を明らかにした。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Dentistry in Japan2015
Author(s)
Fumiyo Tamura
Organizer
2015 Annual Convention International Association of Orofacial Myology
Place of Presentation
Holiday Inn Lake Buena Vista Walt Disney Resort, Florida, USA
Year and Date
2015-10-02
Invited
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