2013 Fiscal Year Research-status Report
思春期女子の受診行動影響要因である親への介入研究-HPVワクチン普及の試み-
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23593297
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
石走 知子 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (00335051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹林 桂子 (横山 桂子) 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (20263874)
若松 美貴代 鹿児島大学, 医学部, 助教 (50433074)
葉久 真理 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50236444)
安井 敏之 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40230205)
有倉 巳幸 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (90281550)
松浦 賢長 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (10252537)
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Keywords | 思春期女子 / 受診行動 / HPVワクチン接種 / 子宮がん検診 / 親 |
Research Abstract |
【目的】HPVワクチン接種の副反応に関する報道の増加に伴う接種対象者の意識および接種意欲との関連や要因を探ることにより、接種意欲を失わせない情報提供についての考察を得ることを目的とした。 【研究方法】女子高校生151名を対象に無記名自記式質問紙調査を行った。 【結果】接種意欲に関連する要因として「ワクチンの知識」「効果」「副反応」「その他」の4つのカテゴリーに分かれた。知識がある者ほど接種意欲が高く、接種の効果を高く評価している者ほど接種意欲が高かった。また、副反応に対する恐怖心があっても接種を希望する者は多かった。 【考察】恐怖心は接種意欲の阻害要因にはならず、恐怖心を上回る期待は接種意欲を向上させると考える。接種行動を促すには、ワクチンのメリットも、デメリットも正確な情報として伝えていくことが必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2013年6月HPVワクチン接種の積極的勧奨の差し控えが宣言されたことにより、調査内容を含めた調査計画の再検討および調査実施に関し軌道修正を行うこととなった。本調査を延期することとなったが、一部可能な範囲での調査は実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
調査計画の再検討および調査内容の変更を加えた本調査を実施する。 変更・追加点は、子宮がん検診・子宮頸がん予防ワクチン接種の情報提供に関する知識と満足感とした。 調査方法:無記名自記式質問紙調査 調査対象:思春期女子の母親 調査内容:子宮がん検診・子宮頸がんワクチン接種に関する行動・意識・知識、娘の子宮がん検診・子宮頸がん予防ワクチンへの意識、子宮がん検診・子宮頸がん予防ワクチン接種の情報提供に関する知識と満足感
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究進度の遅延により、調査・学会発表が遅れ、調査謝金・旅費の使用が滞った。 調査と学会発表を本年度に実施する。
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Research Products
(1 results)