2011 Fiscal Year Research-status Report
知的障がい児の性の発達を促進する性教育指針の開発と実用化
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23593305
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Research Institution | Yamagata Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
遠藤 恵子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (00310178)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 京子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (70299791)
菊地 圭子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (00444927)
豊田 茉莉 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (00582933)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 知的障がい児 / 性教育 / 発達 / 看護学 |
Research Abstract |
第53回日本小児神経学会に参加し、知的障害発生のメカニズムや、障害に適応し子どもの発達を促進する指導方法等に関する最新の情報を収集した。第41回全国性教育研究大会に参加し、参加者と討議し、最近の性教育の課題や今後の方向性に関する情報を収集した。知的障害児の性教育に先駆的に取り組んでいる特別支援学校の性教育実施状況を情報収集した。現在特別支援学校で実施している性教育の多くは、子どもの障害に応じた個別的な教育目標の立案や教育内容になっていないこと、教育目標の評価には至っていないといった課題が明らかとなった。これらの情報収集等から、知的障害児の性教育の目標や内容は年齢を基準としがたいこと、子どもの障害の程度や特徴を理解したうえで、子どもの成長発達をふまえた性教育の時期や内容の基準の検討が急務であることが示唆された。障害に応じた個別の性教育目標の設定にあたり、知的障害をもつ小学生、中学生の性的な発達と考えられる、日常生活の中でみられる特徴的な行動を明らかにする調査を計画した。研究者の所属する倫理審査委員会に研究の倫理審査を申請した。倫理審査の承認がおり次第、調査を開始する予定である。一方、上記調査のコントロール群とするべく、知的障害のない小学生、中学生の、性的発達に関する行動を明らかにする調査を計画した。研究者の所属する倫理審査委員会に研究の倫理審査を申請した。倫理審査の承認がおり次第、調査を開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
23年3月の震災により、22年度最終年度の科研の調査分析と、3月に予定していた研修会・関係機関との連絡会議の開催を23年度に繰り越した。繰り越した部分の業務量が増えたことと、23年度調査は22年度の成果を参考にしたかったため、23年度調査準備の着手が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
知的障害をもつ小学生、中学生の性的な発達と考えられる特徴的な行動を明らかにする調査、および知的障害のない小学生、中学生の性的な発達を考えられる特徴的な行動を明らかにする調査を実施する。調査結果から、知的に障害をもつ子どもの性教育について、教育内容、教育時期、教育方法、教育評価方法等の教育指針案を考案する。作成した教育指針案について、性教育に取り組んでいる特別支援学校の教員や、障害児教育に精通した専門家と妥当性の検討を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
23年度に実施できなかった、知的障害をもつ小学生、中学生の性的な発達と考えられる特徴的な行動を明らかにする調査、および知的障害のない小学生、中学生の性的な発達を考えられる特徴的な行動を明らかにする調査にかかる調査旅費、逐語録の業者への委託、面接録音機材購入、分析用コンピューター一式の購入。教育指針案の妥当性の検討にかかる特別支援学校等への旅費、専門家の旅費、専門家や特別支援学校担当者へ指導に対する謝金。
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