2013 Fiscal Year Annual Research Report
養護教諭が行う養護診断・対応のマニュアル開発と対応システム構築に関する研究
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23593414
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| Research Institution | Niigata Seiryou University |
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Principal Investigator |
中村 恵子 新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 教授 (10410250)
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| Keywords | 心の健康問題 / 養護教諭 / 保健室来室者記録 / 養護診断・対応 / 関係機関 / 連携 |
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| Research Abstract |
新潟市内の小・中・高等学校に勤務する養護教諭6名を対象にしてファシリテーションの手法を用いてグループインタビューを行い、子どもの心の健康問題に気づく視点と保健室来室者記録に入れたい項目についてまとめた。グループインタビューの結果と養護教諭を対象とした保健室来室者記録に関する質問紙調査の結果に基づいて、養護教諭が心の健康問題に気づくこと を視点に入れて、保健室来室者記録を作成した。発達段階や系統性を考慮して小･中・高等学校用を作成し、実際に6名の養護教諭から約1ヶ月使用してもらい、改善を図った。
心の健康問題において、関係機関との連携が重要であることから、心の健康問題に関わる関係機関ついての資料を集めるとともに、新潟県及び新潟市内の関係機関に実際に訪問し、面接調査を行った。関係機関は、教育委員会、教育相談所・教育支援センター、警察・少年サポートセンター、児童相談所、福祉事務所、発達障害者支援センター、保健所、精神保健福祉センターなどである。また、連携におけるキーパーソンとなっているスクールソーシャルワーカー4名に面接調査をし、スクールソーシャルワーカーによる小・中学生の問題行動等への支援の効果をまとめた。
これまでの面接調査や質問紙調査の結果を論文としてまとめるとともに、質問紙調査や面接調査によって明らかになった知見を基に、心の健康問題における養護診断・対応マニュアルや、ケース会議や連携において活用するためのアセスメント・シート等について検討した。
各関係機関の協力を得て、心の健康問題の理解、学校における体制づくり、心の健康問題の早期発見・対応などについて、これまでの研究成果も含めて、著書としてまとめた。今後、新潟県内の養護教諭及び関係機関に配布する予定である。
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