2012 Fiscal Year Research-status Report
ウェルビーイングピクチャースケール日本語版作成の試み
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23593494
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Research Institution | Osaka Shin-ai College |
Principal Investigator |
中野 雅子 大阪信愛女学院短期大学, その他部局等, 教授 (90362376)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椎野 顯彦 滋賀医科大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (50215935)
江頭 典江 大阪信愛女学院短期大学, その他部局等, 講師 (70547463)
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Keywords | ウェルビーイング / 認知症 / 高齢者 / 心理尺度 / 看護相談 |
Research Abstract |
本年度は、地域社会で生活するMCI高齢者と彼らの家族の感情的な経験を相互作用の視点で明らかにするため、3組のMCI高齢者とその家族への面接を実施し、8つのカテゴリー「家族への負の感情」「社会参加を回避する」、「病気への感情」、「健康に対して行動する欲望」、「家族間の尊重」「治療する感情的な決定」、「生活保護の意味」「感情的な自己尊厳」を抽出した。 また、平成24年3月初旬に近畿在住の男女高齢者約200名に対し ①精神的健康度を診断する心理検査で、<身体的症状><不安と不眠><社会的活動障害><うつ傾向>を測定するGHQの短縮版GHQ28(中川,大坊,1996)②高齢者抑うつ尺度15項目版(GDS-15,矢富,1994)③WPS(絵による両極端子尺度)3尺度の質問と、WPSの絵が何に見えるかについて自由記載する回答をWebを介しデータ収集を行った。その結果を来る6月5日第55回日本老年社会科学会で『米国版Well-Being Picture Scale の我が国における高齢者用改訂版作成の検討-軽度認知障害、健康障害を持ついわゆる虚弱高齢者への活用に向けて』をテーマに発表する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
WPSの日本語版を作成し、その次の段階では「物忘れ外来」を訪れる患者と家族への「看護相談外来」でのWPSの使用を予定しており、この開設を優先したため
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Strategy for Future Research Activity |
米国版WPSを日本における高齢者用改訂版作成し、原作者Gueldner教授との意見交換をし、健康高齢者および軽度認知障害、健康障害を持ついわゆる虚弱高齢者への使用を試み、尺度の信頼性、妥当性を検証する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(3 results)