2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23614022
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Research Institution | Tokyo Keizai University |
Principal Investigator |
山田 晴通 東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (40191324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東谷 護 成城大学, 文芸学部, 准教授 (10453656)
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Keywords | ポピュラー音楽 / 観光 / 博物館 / 社会教育 / 地域振興 |
Research Abstract |
研究3年目の最終年度を迎えた平成25年度には、平成24年度に消化しきれなかった範囲を含め、継続的に関連文献や資料の収集にあたるとともに、日本国内および米国において、ポピュラー音楽にか交わる各種の展示施設への訪問と関係者へのインタビューに重点を置いた現地調査を実施した。研究代表者・山田は、国内では特に沖縄県沖縄市を事例研究対象地とし、6月と2月に現地での聞き取り調査を重ねるとともに、沖縄市への留学旅行を継続的に行なっている神奈川県の高等学校の実践について聞き取りを行なった。研究分担者・東谷は、収集資料の分析にあたるとともに、特に地域レベルの事例の国際比較の論考をまとめた。また、両名は10月に渡米し、カリフォルニア州などにおける個別の調査と併せて、合同での現地調査を米国東部ニューヨーク州などで行なった。一連の調査や収集した資料の検討を通して、展示施設等の観光資源化に関して知見を深めるとともに、政策的提言に向けた理論的枠組の構築に着手できた。これらの研究成果の一部は、山田による学会発表、東谷による研究論文として年度内に公表され、また、平成26年度秋刊行の山田による論文が受理されている。 研究期間の3年間に行なった現地調査から得られた素材は、豊かな内容を含んでおり、現時点では十分には消化しきれていない部分もあり、また、学会発表に留まり論文としては未公刊の内容も残されている。特に、当初平成24年度に予定しながら平成25年度にずれ込んで実施した米国現地調査の成果は、現時点では学会発表準備中にとどまっている内容を含むものであり、今後その成果を学会発表、論文として公開していく。また、既に論文が公刊予定(受理)となっている理論的枠組を踏まえ、本研究の最終的な成果として沖縄県沖縄市を事例とする地域的ポピュラー音楽文化を資源としたまちづくりと観光振興についての提言を平成26年度中にまとめる予定である。
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Research Products
(4 results)