2012 Fiscal Year Annual Research Report
次世代情報技術を用いた慢性疾患患者のストレス軽減システムの構築
Project/Area Number |
23650417
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
齋藤 邦明 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80262765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 康子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00331869)
村上 由希 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (50580106)
齋藤 ゆみ 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (40196019)
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Keywords | ストレス / バイオマーカー / 健康科学 |
Research Abstract |
ストレスは精神神経疾患や生活習慣病など様々な疾患の引き金の一つとして考えられているが、ストレスによる疾患発症の詳細なメカニズムは未だ解明されない部分が多く残されている。本研究では個々のストレス状況を把握し、負荷が少ないIT技術を用いた利便性の高い設問形式を用いて、ストレス評価法の構築と新規ストレスバイオマーカー検索の可能性について検討した。 設問集を用いたストレス解析については、CES-D、GST28などをベースとして、データをIT技術による算出する方法を確立し、同時に種々の臨床データと経時的に血清等のバイオリソースを高品質で保管管理できるシステムが構築された。本システムが構築された事により、健常人および慢性疾患患者の個々人レベルでの追跡が可能となり、データ解析の際に臨床で問題となるノイズの軽減が可能となった。さらに、健常人約2500人の健診データ及びストレス調査などの総合的解析が可能となり、今回の研究で基礎検討した複数のストレス関連タンパク質を解析する事で、新しいストレス軽減方法の開発に寄与できるものと考えている。すなわち、客観的側面からの分析(類似回答パターンの有効性の検討)として、回答から類似の回答パターン(数種類)に分類し、ストレス度が高いパターン、ストレス度が低いパターンを構築したシステムから抽出し、クラスター分析など統計的解析と血液等の新たなストレスバイオマーカーを加える事による精度の高いシステム構築を可能とした。
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Research Products
(3 results)