2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23650608
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
阪口 政清 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (70379840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 健 岡山理科大学, 理学部, 准教授 (10293317)
村田 等 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (90579096)
許 南浩 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (70142023)
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Keywords | がん幹細胞 / 抗体 / 膜タンパク質 |
Research Abstract |
本研究は、独自に確立したがん幹細胞クローニング技術と機能性膜タンパク質回収技術を組み合わせることで、選択的がん幹細胞殺傷抗体の創出に挑戦することを最終目的とする。当該年度では、(1)クローン化がん細胞から出芽小胞を調製する、(2)出芽小胞をマウスに免疫して抗体産生B細胞を単離し株化する、(3)がん幹細胞特異的殺傷抗体のスクリーニングを行う、(4)がん幹細胞特異的殺傷抗体の評価を行う、を目標とした。具体的な成果としては、当細胞から膜タンパク質に富んだ出芽小胞を調製することができたこと、そして、そのマウスへの免疫に移行することができたこと、である。特許化、論文化のために、クローン化がん細胞作製法の最適化と得られた細胞の特性解析に予想以上に時間と費用を要したことが計画の遅れの理由である。従って、抗体産生細胞の株化以降のステップにはまだ至っていない。今後、終了していない計画を実施し継続していくものとする。 具体的には、前年度の成果の追試実験に力を注いだ。完成させたはずのがん幹細胞クローニング用プラスミドベクターが限られた細胞株でしか機能しないことが判明し、再度、広範囲細胞種に適応できるよう改変した。新規に作成した改変型ベクターでがん幹細胞の特性を備えた種々クローン化がん幹細胞株を樹立できた。特性解析として、幹細胞マーカー、自己複製能、薬剤耐性能、腫瘍形性能を検討し、親株に比較して有為であることを確認した。出芽小胞を発現させるベクターの一過性トランスフェクション法の最適化条件を見出した。調製した出芽小胞の免疫に至り、現在抗体産生細胞の株化に向かっている状況である。
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Research Products
(18 results)