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2012 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺発癌モデルマウスを用いたセレニウムによる前立腺発癌予防効果の検討

Research Project

Project/Area Number 23650630
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

野澤 昌弘  近畿大学, 医学部, 講師 (00441080)

Keywords発がん
Research Abstract

前立腺がん発癌モデル・マウスを準備した。まず、PSAプロモーター結合Cre遺伝子を有するマウスとPTEN遺伝子をloxP配列にて挟んだトランスジェニック・マウスとの交配から最終的に前立腺上皮細胞において両方のアレルのPTENを欠損するマウス(PTENflox/flox/PSA-Cre)および一方のアレルのみPTENを欠損するマウス(PTENflox/wt/PSA-Cre)を準備した。
セレニウム調整飼料を準備した。連携研究者により低濃度および高濃度セレニウム含有飼料およびセレニウムを含まないコントロール飼料が作成された。コントロール飼料はカゼイン・ベースの超低セレニウム飼料であり、低濃度および高濃度セレニウム含有飼料にはコントロール飼料にそれぞれ0.2μg/gおよび2.0μg/gのセレニウムを含有させた。
セレニウム調整飼料によるモデル・マウスを飼育した。モデル・マウスをコントロール飼料群および低濃度および高濃度セレニウム含有飼料群の3群に割り付け、飼育を開始した。
飼育されたモデル・マウスの前立腺組織を採取し、その病理組織学的検討を行った。モデル・マウスにおける前立腺組織を経時的に解析した結果、PTENflox/wt/PSA-Creマウスでは、前立腺がん発癌の様式に個体によるばらつきが大きいことが明らかとなった。したがって、PTENflox/flox/PSA-Creマウスを対象に解析を進めることにした。
コントロール飼料群および低濃度および高濃度セレニウム含有飼料群の3群に割り付けて飼育されたPTENflox/flox/PSA-Creマウスから採取された前立腺組織を病理組織学的に検討した結果、一定の傾向を示すデータは得られなかった。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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