2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23652086
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
島袋 盛世 琉球大学, 法文学部, 准教授 (00363656)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 琉球諸語 / 系統 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に実施した研究の成果は: (1) 琉球諸語方言のデータを整理した。データはSwadesh (1971) の基礎語彙を含む381項目の現代琉球語諸語の基礎語彙。現代琉球諸語については、奄美、与論島、喜界島、徳之島、沖永良部島、沖縄北、沖縄南、宮古、八重山、与那国に分類。祖語については琉球祖語を始め、オーストロネシア祖語およびアイヌ祖語の語彙を上記の項目にしたがってまとめた。(2) http://w3.u-ryukyu.ac.jp/ling/index.html にウェブサイトを開設し、上記 (1) に示したデータや分析結果を公開している。(3) 現在執筆中の論文も随時上記のウェブサイトで公開する。 実施した研究の結果:言語接触により借用された語彙などを除き、琉球祖語をオーストロネシア祖語およびアイヌ祖語の語彙や音韻体系などを比較した結果、現段階で借用語などの存在により言語接触の可能性はあるが、これらの言語との系統関係があるとは言えない。更に緻密な比較分析を行い、それぞれの言語の音韻体系間において規則的な対応があるかどうか研究を進めて行く必要がある。また、これまで村山 (1981) などの先行研究で指摘されている琉球語と近隣地域の言語との関係を1つずつ細かくその議論を精査する必要もあると考える。この場合、琉球語の研究に携わっている研究者だけでなく、韓国語、オーストロネシア諸語、アイヌ語の研究者との協力も必要となる。 参考文献 村山七郎 (1981) 『琉球語の秘密』東京:筑摩書房. Swadesh, Morris. (1971). The origin and diversification of language. Edited post mortem by Joel Sherzer. Chicago: Aldine.
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Remarks |
随時データをアップデートしている。タイトルは仮タイトル、今後的確な名称へかえる予定。
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Research Products
(1 results)