2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23652109
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 公重 香川大学, 医学部, 教授 (10314923)
RINNERT Carol 広島市立大学, 国際学部, 研究員 (20195390)
芝田 征二 秀明大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (80142579)
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Keywords | ネイティブチェック / 思考発話法 / 再生刺法インタビュー / 半構造的面接 / 科学英文論文・抄録 |
Research Abstract |
日本人研究者の英語論文の質を高め,日本の研究者及び研究機関の国際的知名度を高めるために,「英語教員による科学英文論文や抄録のネイティブチェックの有効性を確認し,その有効性を高める示唆を得ること」を目的に本研究を行った. 対象は医学・工学関連論文校正において豊富な経験を持つ英語教員である.彼らが,論文校正に用いるストラテジーを1) 校正タスク,2) 思考発話法校正タスク(think-aloud editing task),3) 再生刺法セッション(stimulated recall session),4) 半構造的面接 (semi-structured interview)により明らかにした.24年度内で, この4つのステージをすべて終了することができた. データ分析はまだ途中だが,以下の3つのことが明らかになった.1) 参加者の全員が校正する際,native standard を目指している.2) 校正経験の豊富な英語教員でも,科学論文を校正するのは大変難しい作業である.著者とのconsultationやインターネットによるサーチ(Googleなど)が必要である.3) 専門用語の使い方は特に難しい点である. 本研究は,ネイティブチェックの問題点を明らかにした.そして,英文校正において,英語教員と日本人著者とのコミュニケーションが重要であることが確認できた.
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Research Products
(7 results)