2013 Fiscal Year Annual Research Report
表情フィードバック仮説を応用した笑顔装着具による気分の落込みの改善効果の検証
Project/Area Number |
23653197
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
早川 東作 東京農工大学, 保健管理センター, 教授 (60272639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
守 一雄 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30157854)
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Keywords | 表情フィードバック仮説 / 笑顔 / 潜在指標 / 気分の落ち込み |
Research Abstract |
表情フィードバック仮説に基づいて、笑顔を作ることの臨床的な応用効果について実証的な研究を行った。具体的には、申請者ら(Mori & Mori, 2009)が考案し、健康な大学生を用いてその効果が検証済みの「スマイルエイド」(バンドエイドと輪ゴムを使って頬を引き上げる装着具)を、気分の落込みを訴える学生に対して用い、その効果を検証する実験を実施した。「スマイルエイド」による笑顔の効果の測定は、感情誤帰属手続き(Affection Misattribution Procedure: Payne, et al., 2005)と申請者らが開発した紙版の潜在連想テスト(FUMIEテスト、Mori, Uchida, & Imada, 2008)を用いた。 実験は、健常大学生を被験者としたものと大学の健康管理センターへ気分の落ち込みを主訴として来談した学生を被験者としたものの2種類を行った。 健常大学生を被験者とした実験は完了し、仮説通り、スマイルエイドによって作られた笑顔であっても、感情誤帰属手続きで有意に好意的な反応が多くなることが確認された。この研究成果は論文にまとめ、公刊した(Mori & Mori, 2013)。また、来年度7月にパリで開催される国際応用心理学会議でも発表を予定している。一方、 気分の落ち込みを訴える学生を被験者とした実験は、被験者が当初の計画通りには集まらず、分析に必要な数のデータ収集するに至らなかった。
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Research Products
(2 results)