2012 Fiscal Year Annual Research Report
モヤモヤ病発症リスクの評価を可能にする遺伝子診断法の開発
Project/Area Number |
23659512
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
呉 繁夫 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10205221)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨永 悌二 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00217548)
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Keywords | モヤモヤ病 / 発症機序 / 遺伝子検査 |
Research Abstract |
モヤモヤ病は、内頚動脈終末部が両側性に閉塞・狭窄し、更に多くの毛細血管が新生する疾患で、その発症機序には遺伝的要因が想定されていた。モヤモヤ病は我が国を含む東アジアに発症頻度が高く、欧米諸国の10~20倍の発症頻度がある。私どものは、全ゲノム相関解析により疾患感受性遺伝子RNF213を第17番染色体に同定した・この17番染色体以外に、3番、11番染色体上に弱い相関を認めた。これらの領域に対して、更に精密な多型解析及びシークエンス解析、及びCGHアレイによる遺伝子コピー解析を実施した。しかしながら、17番染色体上のRNF213遺伝子以外の疾患感受性遺伝子を見いだすことは出来なかった。RNF213遺伝子内には、日本人の役70%に共通して認められる高頻度遺伝子変異(c.14576G>A)を見出している。この高頻度遺伝子変異の保因者の診断を促進する目的で、この遺伝子変異の迅速・簡便な検出法の確立を目指した。この検出法として、私どもが以前確立した変異検出法である、CASSOH(competitive allele-specific short oligonucleotide hybridization)法を用いた。CASSOH法は、PCR産物と標識されたオリゴDNAとの結合が、遺伝子変異の有無でその結合の強さが変化することを利用した遺伝子検出法で、10cMの長さのイムノクロマトブラフィーを使用する。イムノクロマトフィーの部材の入手に関する問題のため、方法の確立に難航したが、平成24年度中に確立することができた。
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