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2012 Fiscal Year Annual Research Report

骨原性細胞の誘導による再生治療の試み

Research Project

Project/Area Number 23659926
Research InstitutionMatsumoto Dental University

Principal Investigator

中村 浩彰  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 細矢 明宏  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (70350824)
雪田 聡  松本歯科大学, 歯学部, 助教 (80401214)
二宮 禎  松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 講師 (00360222)
Keywords骨原性細胞 / 骨髄間様系細胞 / Hoechst 33342 / side population / CD90
Research Abstract

硬組織再生医療における骨原性細胞の応用の可能性について検討するために、骨髄間質細胞および骨梁周囲の細胞を分離し、CD90発現細胞とSP((Side Population)細胞の存在を確認した。また、これらの細胞を骨誘導培地で培養し、骨芽細胞への分化能をin vitroで解析した。さらに、担体と共に移植しin vivoでの骨形成能についても検討した。
ラット脛骨、大腿骨から骨髄細胞および骨梁周囲の細胞を分離して培養後、接着細胞をトリプシン処理により回収した。SP細胞の存在をHoechst 33342を用いて FACS (Fluorescence Activated Cell Sorter) で検討したところ、接着細胞には、0.5%のSP細胞が存在することが明らかとなった。また、骨芽細胞分化能を検討するために骨芽細胞誘導培地にて培養するとSP細胞はアルカリホスファターゼ陽性細胞となり、アリザリンレッド陽性の石灰化基質を形成した。しかしながら、MP細胞もSP細胞と同様にアルカリホスファターゼ活性、アリザリンレッド陽性石灰化基質形成能を示し、両者に有為な差は認められなかった。一方、培養後の接着細胞のほとんどは未分化間葉系細胞マーカーであるCD90を発現していた。これらの細胞をハイドロキシアパタイト担体とともに移植すると担体周囲に骨組織が形成されることが確認できた。
以上のことから、骨髄および骨梁周囲の細胞にもSP細胞は存在し、骨芽細胞分化能を有することがわかったが、骨原性細胞を同定するためには、従来の組織幹細胞研究で行われている薬剤排出能や細胞表面マーカーのみでは困難であることがわかった。また、in vitro系に移行した時点からin vivo状態とは異なる形質を示すことが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Role of heparan sulfate proteoglycans surrounding osteoblast lineage cells.2012

    • Author(s)
      Nakamura H, Yukita A, Ninomiya T, Hosoya A and Hiraga T
    • Journal Title

      J Oral Biosci

      Volume: 54(1) Pages: 43-47

    • DOI

      doi:10.1016/j.job.2012.01.005

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-24  

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