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2011 Fiscal Year Research-status Report

食育推進のために咀嚼習熟期の幼児に推奨される食形態の検討

Research Project

Project/Area Number 23659970
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

井上 美津子  昭和大学, 歯学部, 教授 (20112724)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 綾野 理加  昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (50297016)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
KeywordsCCDカメラ / 三次元動作解析 / 口唇・顎の動き
Research Abstract

成人と乳歯列期の幼児の咀嚼運動を、口唇・顎の動作解析により比較し、幼児の咀嚼運動の特性を把握した上で捕食後、安定咀嚼に移行しやすく、かつ十分な咀嚼運動が発揮される食品の性状を明らかにすることは、幼児期の咀嚼の習熟を促すために重要と考えられる。このような幼児食の目安を提示することは、保護者の幼児食に対する意識の啓発や咀嚼発達に関する正しい認識を広める上でも効果的と考えられる。 そこで、成人と幼児の同一食品に対する咀嚼運動の違いを口唇・顎の動きの三次元的解析から把握し、次に大きさ、硬さの異なる被験食品を摂取した時の幼児の咀嚼運動の解析から、幼児の咀嚼に適した食品の性状を検討することとした。 23年度は、まず成人女性20名を対象に、摂食時(捕食から嚥下に至るまで)の口唇・顎の動きを、2台のCCDカメラで撮影し、設定した計測点の運動軌跡を三次元動作解析装置にて解析した。咀嚼側・非咀嚼側の口角点とオトガイ点の動きの関連をみたところ、運動量では口角点とオトガイ点の関連は低く、口角点間に関連がみられたが、動きの方向やパターンでは咀嚼側口角点とオトガイ点の間に明らかな関連がみられ、とくにX-Y方向での関連が高かった。また非咀嚼側に比べて咀嚼側の口角点は水平方向(X-Z方向)で特徴的な動きを示すことが分かった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究では、幼児の咀嚼時の口唇・顎の三次元動作解析を行うことで幼児の摂食行動や咀嚼パターンを分析し、幼児に適した食品の性状を明らかにすることを目的としているが、23年度は、まず研究方法の確立を図るため成人女性を対象として研究を進めることとし、摂食時の口唇・顎の三次元解析を行うための計測条件を検討し、得られた結果の分析項目を決定した。これらの結果から成人女性の摂食時の口唇・顎の動作解析は順調に進行している。

Strategy for Future Research Activity

24年度は、対象食品の幅を広げて、食品による口唇・顎の動きの違いを解析する予定である。また、幼児を対象とした同一食品に対する口唇・顎の動作解析も実施していく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

前年度の予算で購入できなかったカメラ電源を購入してさらに計測条件を整備するとともに、研究の成果発表のための旅費、論文作成等に使用予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 咀嚼時の口唇および下顎の動作解析2011

    • Author(s)
      渡来 真央、綾野 理加、井上美津子
    • Organizer
      日本小児歯科学会 第26回関東地方会
    • Place of Presentation
      ホテルニューオオタニ幕張(千葉)
    • Year and Date
      2011年10月16日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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