2011 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23660051
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Research Institution | Kansai University of Health Sciences |
Principal Investigator |
石野 レイ子 関西医療大学, 看護学部, 教授 (60321220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 惠子 関西医療大学, 看護学部, 教授 (60342234)
伊井 みず穂 関西医療大学, 看護学部, 助手 (20583925)
吉田 宗平 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (30166954)
五十嵐 純 関西医療大学, 保健医療学部, 准教授 (60193166)
相澤 慎太 関西医療大学, 保健医療学部, 講師 (60531259)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 運動習慣 / 成人 / 支援モデル |
Research Abstract |
生活習慣病予防対策として、地域住民の運動習慣を継続するための支援モデル開発を目的として研究分担者5名と研究遂行にあたってミーティングを重ね、目的・方法、役割分担や、機器選定について協議した。実施に際しての倫理的配慮としては、本学倫理委員会の承認を得た。機器選定については、当初の予定機器は予算配分が減額され困難であったため、内臓脂肪厚測定機器を断念し、内臓脂肪面積の測定機器を購入した。脈派速度測定機の購入も経費不足で困難であったため、既存の脈派測定ソフトを活用することとした。研究協力者の公募については、大学所在地の町制記念行事、戸別配布など町の協力を得て100名の応募者があった。24年2月に説明会を実施、研究目的、内容、方法などについて説明し、研究協力同意書に署名をいただき、活動量計を配布した。3月から平成25年3月まで、毎月1回、1年間のプログラム予定表を配布した。協力者の運動習慣形成に関する期待感が高く、協力的であることが確認できた。運動プログラムを実施する上でその名称を「ここからはじめる!運動習慣」と命名し、3月に第1回「ここトレ」を開催した。開催にあたり、保健看護学科、ヘルスプロモーション学科の学生に協力を得て安全を確保した。学生は教育的な側面からも大変意欲的で今後の活用についても、授業に差し支えない範囲で前向きに行う予定で計画している。第1回目の「ここトレ」では、運動開始前の運動習慣に関する意識調査、2月の説明会後1か月間の活動量の計測データ、内臓脂肪面積、腹囲、身長体重、脈派検査、血圧、総コレステロールなどのデータ収集を行った。現在そのデータの分析に取り掛かる一方、4月の第2回「ここトレ」開催の準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成23年度の研究予定 1.文献検討・情報収集・自治体との連携・調整を図り、研究のコンセプトの明確化、2.運動プラグラムの内容、企画・運営の具体策の検討、3.診断機器の購入と整備、4参加者の募集と説明(地域の広報誌で20歳代から60歳代までの成人期の住民対象に公募)、5.運動支援の企画と整備。平成24年度以降に運動プラグラムを用いた「運動支援」の開催と評価・測定の予定をしていたが、3月に第1回の「運動支援」いわゆる「ここトレ」を開始することができた。これは、予定以上に進展していると評価できる。今後1年間のプログラムにおいて、途中棄権者が少なく、安全に、効果的に実施できるよう取り組んでいきたいと考えている。また、実施当たって、安全性を確保し、教育・研究の日常業務に支障をきたさないようにするために、研究分担者2名を追加申請した。
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Strategy for Future Research Activity |
成24年度以降1.運動プラグラムを用いた月1回の「運動支援―ここからはじめる!運動習慣」の開催と評価・測定(1)血液生化学検査(T-Cho、HDL、LDL、TG) (2)脈波速度(3)内臓脂肪面積測定(4)質問紙による運動習慣の継続要因の調査、自宅での運動継続を 活動量計によるモニタリング、について、3ヵ月後、6ヵ月後、12ヶ月後に評価する。2.運動支援の実践に関する広報活動による運動習慣の普及啓発3.23~24年度のデータを分析して運動習慣継続の実践モデル開発4.研究成果を報告書にまとめ、自治体の健康福祉部など関係機関、学会等に報告
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
(1)血液生化学検査(T-Cho、HDL、LDL、TG)、「ここトレ」開催時の支援要員の経費などについては、直接経費、間接経費の残額がわずかであるため、予算の範囲で計画的に実行する。 途中経過について学会等に発表する場合の出張費用などの不足が予想されるが、個人研究費の流用で実施する必要があると考えている。
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