2011 Fiscal Year Research-status Report
都市部地域プライマリ・ケアにおける高度実践看護師による家庭看護活動モデルの開発
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23660109
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
新井 香奈子 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (00364050)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 裕子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (30290365)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | エドモントン / 地域プライマリ・ケア / 都市部 |
Research Abstract |
23年度は、23および24年度以降の詳細な研究計画を立案した。それに伴い、研究計画を変更し、23年度は、カナダ・エドモントンでの調査を実施した。 エドモントンでは、Foot care Clinic,Home Health Service,Central Health Services,community center での調査を行い、カナダ・エドモントンにおける地域プライマリ・ケアの現状把握を行った。さらに、アルバータ大学の留学生にもインタビューを行い、エドモントンにおける地域プライマリ・ケアについての情報収集を行った。 さらに、24年度に実施する日本における地域プライマリ・ケアの現状調査(アンケート調査・インタビュー調査)の内、アンケート調査の準備をおこなった。 日本における調査は、医療施設を視点に行うよりも、疾患を限定した状況で調査していくほうがよいだろうと検討会議で集約された。例えば、ALS等の難病、独居高齢者、超高齢世帯、就労している乳幼児のいる母親の世帯などである。これら、特定した対象を軸に、家庭看護活動としてどのようなモデルの検討が必要なのか、そのためにはどのような調査が必要なのかについての検討を研究分担者、研究連携者含めた会議を3回実施した。 討議の中で、看護職によるまちの保健室において果たしている地域プライマリ・ケアへの役割・意義は深いものがあり、病院・診療所・訪問看護ステーション等の医療機関以外の調査場所として、「まちの保健室」の地域プライマリ・ケアという視点での調査ガ必要と考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
23年度と24年度の研究計画を入れ替え、23年度は、カナダにおける調査と、地域プライマリケアにおける現状把握のアンケート調査の準備を行った。24年度にアンケート調査、インタビュー調査を実施し、25年度にモデルの開発に着手すれば、研究目的は達成できると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度には、23年度の実施予定であったアンケート調査、インタビュー調査により、日本における都市部地域プライマリ・ケアの現状把握を行う。25年度には、家庭看護活動モデルの開発とエキスパートパネルによるモデルの構築を行う。24年度より、1名地域・プライマリケアに精通した研究者が研究分担者として追加となる予定であり、より成果が期待される。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
24年度は、アンケート調査のための郵券代金、インタビューのための旅費、粗品代金、アルバイトによるデータ入力にかかる謝金を研究費として使用する予定である。
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