2011 Fiscal Year Annual Research Report
すばるFMOSの大規模赤方偏移サーベイによるダークエネルギーの研究
Project/Area Number |
23684007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
戸谷 友則 京都大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (90321588)
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Keywords | ダークエネルギー / 宇宙論 / 銀河サーベイ / 赤方偏移歪み |
Research Abstract |
すばる望遠鏡の新観測装置FMOSが稼働を始め、このFMOSを用いた大規模な高赤方偏移銀河サーベイと、それによる宇宙論、特にダークエネルギーの研究プロジェクトが始まった。赤方偏移空間の歪みの解析から重力理論の宇宙論的スケールでめ検証を行うものである。これらはダークエネルギーという大問題の解決のために世界的に最も期待されているアプローチの一つである。本研究では、このプロジェクトの推進を理論とデータ解析の側面から強力にサポートし、科学的成果のとりまとめや成果の発表において中心的役割を果たさんとするものである。 戦略枠観測はいよいよ本年度からスタートした。サーベイの完遂には最低数年はかかる見通しである。最初の観測で蓄積されたデータを順次解析し、宇宙論及びダークエネルギーに対する制限を導く上での解析手法の確立や、系統誤差の検討などを進めた。サーベイ終了後迅速に成果を公表できる態勢の構築を進めた。サーベイの途中経過報告を国内外の各種の学会、研究会で行い、本計画のプレゼンス向上させた。また、サーベイの詳細な戦略を確定し、各メンバーの役割分担などを決定した。得られたデータの試験的な解析を行った。宇宙論的な示唆を導くための下準備や、系統誤差の詳細かつ具体的な検討を行った。また、ハワイでの観測のための渡航や、コラボレーションミーティング、研究発表のための旅費に使用した。必要に応じて、解析用のパソコンやデータ保存用のハードディスクなどの物品、消耗品なども購入した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
サーベイの開始を実現させ、データ解析も順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りにFastSoundサーベイプロジェクトを推進していく。
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Research Products
(2 results)