2012 Fiscal Year Annual Research Report
組込みマルチプロセッサシステムの高信頼性を実現するデュアルOSアーキテクチャ
Project/Area Number |
23700035
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
本田 晋也 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (20402406)
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Keywords | 組込みシステム / 仮想化 / リアルタイムOS / Linux |
Research Abstract |
本研究の目的は、組込みマルチプロセッサシステムを対象とした、高機能と高信頼性を実現するソフトウェアアーキテクチャとその実装を開発することである。本ソフトウェアアーキテクチャは、高機能を実現する汎用OSとリアルタイム性を実現するリアルタイムOSを各プロセッサで並列に動作させることで高機能を実現し、リアルタイムOSを汎用OSから保護するハイブリッドOS技術により高い信頼性を確保する。本研究は、以下の3つのサブテーマから構成される。 ・ハイブリッドOS技術のマルチプロセッサ対応/OSスケジューリング手法/OS間通信 2012年度は、各機構の実装&評価を行い,事例による評価を実施した.事例による評価としては、車載のディスプレイオーディオを模擬した事例を用いて、 RTOSによるバッグガイドの高速起動やリアルタイム制御と、GPOSによるAndroidの実行及びその間の通信を実現した。 2年間の実施期間で開発した成果はオープンソースとして、TOPPERSプロジェクトから公開した(http://www.toppers.jp/safeg.html)。
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