2013 Fiscal Year Research-status Report
悩みを抱える青少年の長期冒険キャンプにおける「内的体験としての身体」の意味を探る
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23700692
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Research Institution | Surugadai University |
Principal Investigator |
吉松 梓 駿河台大学, その他部局等, 助教 (90508855)
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Keywords | 野外教育 / 自然体験療法 / 冒険キャンプ / 身体性 / 不登校 |
Research Abstract |
産前産後の休暇又は育児休業による中断:平成24年12月01日~平成26年03月14日
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度は、産前産後の休暇および育児休業のため、研究を中断していた。そのため、平成24年度までの達成度を述べる。 本研究の目的は、不登校、軽度発達障害、問題行動などの悩みを抱える思春期の青少年を対象に約20日間の長期に渡る冒険キャンプ を実践し、彼らの「内的体験としての身体」に着目してその意味を探ることである。 平成24年度はまず、研究1の長期冒険キャンプにおける「身体」の意味の全体像把握のための質的データ分析を重点的におこなった 。その結果、暫定的ではあるがモデルを抽出することができた。この点で、概ね当初の計画通りに研究が進んでいる。また、研究2の個人の心理的背景との関連における「身体」の意味についても、検討すべき特徴的な事例のうち、まず1事例を研究論文としてまとめることができた。 これらのことから、研究目的の達成度はおおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、研究助成期間の最終年度となる。そのため、研究成果の発表および投稿を重点的におこなう。 研究1の長期冒険キャンプにおける「身体」の意味の全体像把握については、まず平成24年度に得られた暫定的なモデルの精緻化お よび再分析をおこなう。その際に、質的分析における妥当性を高めるため、研究協力者と複数人で分析結果の検討および修正を行う。そして、研究結果を原著論文として関連学会の研究誌(野外教育研究)に投稿する。研究2の個人の心理的背景との関連における「身体」の意味の検討については、さらに検討すべき特徴的な事例(1~2事例)について、伝統的な事例研究の手法にのっとり事例検討の機会を設け、有識者複数人の間主観的合意に基づいてその意味を深く掘り下げていく。 最終的に、研究1および研究2の成果を総合的に考察し、報告書としてまとめる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額が生じた理由は、平成24年度に研究発表のために参加した学会の国内旅費が予定より少額で収まったため5,930円を繰り越すこととなった。 次年度の研究費の使用計画として以下の経費の計上が必要である。 1)国内旅費(150千円):研究代表者および研究協力者の研究打ち合わせのための旅費(3名×2日間)、研究代表者の成果発表のための旅費(1名×2日間)。2)謝金等(100千円):研究協力者の研究雇用費(2名×5日間) 。3)消耗品費(100千円):データ記録用メディア、携帯型プリンター、研究資料(学位論文・関連図書等)、文房具類(ファイル、印 刷用紙等)、等。4)その他(50千円):研究成果発表投稿料、印刷費、等
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Research Products
(1 results)