2012 Fiscal Year Research-status Report
癌細胞選択的アポトーシス活性化小分子化合物を用いた新規胃癌治療の確立
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23701101
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
井手 貴雄 佐賀大学, 医学部, 助教 (40587549)
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Keywords | 小分子化合物 / アポトーシス |
Research Abstract |
代表者らは、化合物スクリーニングにより癌細胞選択的にアポトーシスを誘導する小分子化合物PPLGMを同定し、乳癌モデルにおいて著明な腫瘍抑制効果を示すことを論文発表した。 野生型及び変異型p53をそれぞれ持つ胃癌細胞株にPPLGMを添加すると、crystal violet staining、trypan blue stainingにおいて、濃度依存的・時間依存的に細胞死が誘導される。またFACS及びWestern blot解析において、その細胞死がアポトーシスであることを確認した。これらの結果よりPPLGMは、胃癌細胞において抗腫瘍効果を示す可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
代表者によって研究計画が立てられ、実際の研究を研究協力者とともに行っている。 研究協力者(大学院生) からの更なる実験の支援とともに定期的なdiscussionが必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
正常胃粘膜細胞において、PPLGM投与が与える影響を解析する。 ヌードマウスを用いた胃癌細胞株異所性移植モデル、転移腫瘍モデルを樹立する。 その後PPLGM投与による抗腫瘍効果を解析する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
細胞培養液、FBS等の細胞株maintenance費用。マウス購入費用。
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