2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23730165
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
渡邉 浩崇 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 特任講師 (00597164)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 政治学 / 国際関係論 / 外交史・国際関係史 / 宇宙政策 / 日本:米国 / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本宇宙政策の始まりの1950年代後半から冷戦終結の1980年代までの展開を、当時の政治・経済・安全保障・科学技術をめぐる日本外交との関連に注目しながら、歴史的に検証するものである。今年度は最終年度として、日米両国における資料収集とその整理を行いながら、本研究の総まとめとなる日本語の学会発表と論文作成を行った。 とくに本年度前半は、引き続き米国テキサス州オースティンにあるジョンソン大統領図書館、日本の外務省外交史料館、文部科学省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などから資料のコピー・送付を依頼して入手し、分析・整理を進めた。 9月末から10月初めには、米国ワシントンDCのジョージ・ワシントン大学宇宙政策研究所を訪問した後、カナダのトロントで開催された国際宇宙会議(IAC)に参加して、情報収集・意見交換を行った。11月には、長崎で開催された宇宙科学技術連合講演会において、日本の宇宙政策過程の歴史と現状に関する日本語のペーパーを作成した上で口頭発表を行い、また福岡で行われた日本国際政治学会に参加して情報収集・意見交換を行った。12月には、名古屋大学の研究者を招へいして、宇宙政策や宇宙法に関する資料集やデータベースについて意見交換を行った。また、これまでに本研究の成果として口頭発表をした英語のペーパーを、加筆・修正の上、雑誌(書籍)に公表することができた。 本研究の目的の一つであった解説付き資料集作成(原稿レベル)については、日米両国において予想していた資料をほぼ収集することができ、一覧表を作成するとともに各資料をPDFファイルに整理した。さらに、これらの資料に簡単な解説等を付ける予定であったが、まだ引き続き情報公開請求中の資料もあることから、今回はここまでとした。その一方で、本研究の総まとめとしての日本語の論文作成に努力し、平成27年度に公表の予定である。
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Research Products
(2 results)