2012 Fiscal Year Annual Research Report
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23730190
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
尾川 僚 広島大学, 社会(科)学研究科, 特任准教授 (50533204)
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| Keywords | ゲーム理論 / ミクロ経済学 / オークション |
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| Research Abstract |
1)人事昇進競争など幅広い社会経済問題でみられる「多数のエージェントを競争させる仕組み」について、特に動学的問題（動的コンテスト）の最適設計について前年度に引き続き研究成果を得た。これは競争主催者の視点から、どのようなルールで最終勝者を決定することにしておけば、各人の努力の総和を最大化できるようになるか、という問題を考察するものであり、理論的には古くはMyerson(1981)の最適（静的）オークション設計の延長線に位置するものである。とりわけ、静的問題においては自然に満たされると従来考えられてきた単調性問題とよばれる問題について、動学問題ならではの問題の所在および解決法、問題の再構成などについて成果を得た。2)前年度にひきつづき、同じく人事競争などを分析する枠組みの新たな分析ツールとしてハンデつき全支払い入札の均衡を明快に記述する研究について、追加的に得られてきた一意性に関する成果およびその他の追加成果をまとめて国際査読雑誌への改訂後再投稿をおこなった。3)動的モラルハザードの研究成果に細部の修正を加えて国際査読雑誌に投稿した。これらの研究には、国内研究者との共同研究が含まれている。
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Research Products
(2 results)
