2013 Fiscal Year Research-status Report
ニコラス・カルドアの経済思想―社会民主主義のヴィジョン
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23730205
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
木村 雄一 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (80436740)
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Keywords | LSE / カルドア / 支出税 / ケンブリッジ / 税制改革 / J.S. ミル / ケインズ / イギリス |
Research Abstract |
本年度は、ニコラス・カルドアに関する資料収集・理論および思想研究を中心に行った。具体的には「カルドアと労働党の経済政策」「カルドアとケンブリッジ資本・成長・分配論」「カルドアと成熟化したイギリス経済」「カルドアとマネタリズム」の各テーマを総合的に研究した。具体的には以下の通りである。 1.物品・資料収集・購入 本研究を遂行するために必要不可欠である文房具、ハードウエア、カルドア・LSE・ケンブリッジ・経済学史の研究書等の購入、ならびに図書館経由による文献収集を行った。 2.研究会・学会発表 2013年9月29日に第29回経済教育学会(滋賀大学)で「経済学入門としての経済学史」、2013年12月7日に第3回ケインズ学会(専修大学)で「N.カルドアの支出税と社会ヴィジョン--ケインズの金利生活者の安楽死と比較して」、2014年3月15日に第18回進化経済学会(金沢大学)で「N. カルドアの税制改革と経済成長・分配」、2014年3月17日の国際ケインズ学会(一橋大学)で「翻訳について」、の4報告を行った。 3.ケンブリッジ大学・LSE出張 2013年8月11日~17日にケンブリッジ大学キングズカレッジ図書館及びLSE図書館へ資料収集・調査のため出張した。複写は認められていないため、未発表論文の草稿をパソコンに写本した。 4.研究成果 本年度の研究成果は以下の通りである。木村雄一『N.カルドアと支出税―J.S.ミルとJ.M.ケインズを通じて』一橋大学社会科学古典資料センタースタディーシリーズ Vol.69、「初期カルドアと投機・利子・経済安定」『埼玉大学教育学部紀要』、「N. カルドアの税制改革と経済成長・分配」『第18回進化経済学論集』。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までの研究は、研究計画に記述した通りに、順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画・方法に記述した通りに、今後の研究を遂行する。
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Research Products
(7 results)