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2013 Fiscal Year Annual Research Report

ポピュリズム型住民運動にみる地域民主主義の新展開--河村名古屋市政の実証研究

Research Project

Project/Area Number 23730499
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

松谷 満  中京大学, 現代社会学部, 准教授 (30398028)

Keywordsポピュリズム / 社会学 / 住民運動 / 地方政治 / 地域政党 / 河村たかし / 橋下徹 / 民主主義
Research Abstract

本研究の目的は、名古屋における「ポピュリズム型」住民運動および市政を対象とし、(1)なぜ運動および市長は支持を集めることができたのか、(2)この政治現象をどう位置づけるべきか、という問いを明らかにすることにあった。
その問いを明らかにすべく実施した名古屋市民調査、および比較のために実施した大阪府民調査の分析を行ってきたが、本年度も、各種資料や他の調査研究を参照しつつ、継続的にデータ分析を行った。あらたに地域要因(居住年数、町内会加入)を加えた分析を行うことによって、ポピュリズム首長への支持は、とりわけ都市部の流動層において強くあらわれるとの知見を得ることができた。
また、自由回答をコード化した分析によって、階層の高い人びとは経済的な効果についてより関心を持っており、階層の低い人びとは公務員に対する不信感や生活保護といったことにより関心を持っていることが確認された。つまり、階層によって支持の論理に違いがみられるということが自由回答からも実証されたことになる。これらの知見について学会で報告した。
なお、政治状況が流動的であったため先延ばしになっていた議員・関係者に対する聞き取り調査も実施することができた。あわせて7名の減税日本関係者に話を聞くことができ、住民運動の実態や名古屋市政における減税日本の取り組みとその課題等について情報を得た。これらをもとにした成果をできるだけすみやかに発表していきたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ポピュリズム首長の支持構造を再考する2013

    • Author(s)
      松谷 満
    • Organizer
      日本都市社会学会
    • Place of Presentation
      熊本大学
    • Year and Date
      2013-09-14

URL: 

Published: 2015-05-28  

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