2013 Fiscal Year Annual Research Report
金属イオンを指標とする糖質加水分解酵素の酵素活性高速分析法の開発
Project/Area Number |
23750075
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
高貝 慶隆 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (70399773)
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Keywords | 分析化学 / 酵素分析 / セルラーゼ / セルロース / ICP-MS / 原子吸光光度分析 |
Research Abstract |
本研究の目的は,バイオエネルギー源の探索を分析化学の領域から支援するために,金属イオンを標識とする糖化酵素の迅速分析法を構築することである。本研究では,セルロース糖化酵素“セルラーゼ”の定量および酵素活性の同時測定法を開発した。この手法により,たとえ酵素内に金属イオンを含まなくとも,原子吸光光度分析法やICP発行分光分析法などで特異的かつ,短時間,高精度に,そして高感度定量とともに酵素活性測定が同時に出来るシステムを構築した。平成23~24年度で解明したセルラーゼ測定における最適な金属錯体結合セルロースの合成手法,セルラーゼ定量における分析システムの構築,酵素分解反応における代謝物の解明,種々のセルラーゼを用いた酵素活性測定と既存法との相関性を総括して,研究成果報告を行った。この研究成果報告は,平成24年度に当初計画していたが,特許事前打ち合わせのため,平成25年度に開催された学会にて行った。
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