2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23760689
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
佐々木 朋裕 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (40432067)
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Keywords | 超音波接合 / 金属接合 / 光学計測 |
Research Abstract |
平成24年度は,接合界面近傍を拡大した接合過程の"その場観察"の手法を発展させ,超音波接合中の材料断面における微視的領域の変位場計測を試みた.前年度に確立したデジタル画像相関法により,接合界面で生ずる摩擦,塑性流動,および凝着核の生成などの動的挙動を調べた.また,接合界面の結晶粒および塑性変形領域を光学計測により得られた相対運動および接合界面の変形挙動のデータと対応させながら,各接合プロセスにおける微細組織の変化を調べた.アルミニウム同士の超音波接合過程においては,試験片と接触する接合工具の相対運動が支配的に作用し,継手強さを向上させることを明らかにした.さらに,接合工具表面の凹凸による撹拌作用が接合部の組織形成に大きく関与していることが分かった. 以上の研究成果は,国際会議(Advances in Materials and Processing Technologies 2013,平成24年9月)で講演するとともに,論文誌(Science and Technology of Welding and Joining Vol.18, No1,19-24)へ発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果は既に国際会議,および国際論文誌へ発表しており,予定通り研究は進行している.次年度の研究についても一部開始している.
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は,これまでの研究を異種材料の接合過程に発展させるとともに,研究成果の総括を行う.このため,研究費は研究成果発表のための旅費や,論文投稿にかかわる経費が多くなる.研究遂行のための消耗品等については,すでに実験手法が確立されているため,必要最低限の予算となっている.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
最終年度の研究費は、論文投稿費用、旅費の他、消耗品として異種材料の接合過程に関する研究のための材料、および実験遂行のための薬品、観察用試料の購入を予定している。昨年度からの、繰り越し予算は主に消耗品費として利用する。
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Research Products
(3 results)