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2013 Fiscal Year Annual Research Report

GABA興奮性作用による性周期の制御機構

Research Project

Project/Area Number 23790283
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

渡部 美穂  浜松医科大学, 医学部, 助教 (10399321)

KeywordsGnRHニューロン / GABA / KCC2 / 視床下部 / 神経内分泌学
Research Abstract

GnRHニューロンは下垂体から黄体形成ホルモン分泌を引き起こし排卵を制御している。GABAがGnRHニューロンでは興奮性に作用しているという性質に注目し、独自に作成したKCC2を過剰発現させることによりGnRH ニューロンのみで特定の時期にGABA作用を興奮性から抑制性に可逆的に変化させることができるGnRH-tTA::KCC2-tetOマウスを用いて、GnRHニューロンの制御における興奮性GABA入力の役割について検討を行った。
KCC2の過剰発現により、GnRHニューロンが示すCa2+オシレーションやその同期に変化がみられるか調べるために、GnRH-tTA::KCC2-tetOマウスとtetO-ChR2(C128S)-EYFPノックインマウスまたはBACトランスジェニックマウスをかけあわせ、GnRHニューロンの可視化を行った。ノックイン、BACトランスジェニックマウスともにドキシサイクリン投与中止(DOX-OFF)させてもEYFP蛍光の発現がほとんどみられなかったが、交配中からDOX-OFFにすることで多くのGnRHニューロンでEYFP蛍光の発現が認められた。このマウスの視床下部スライス標本を用いてCa2+オシレーションを記録するために、Ca2+蛍光指示薬Rhod3のbath loadingまたはbolus loadingを行ったが、GnRHニューロンにloadすることができなかった。loadされた他の細胞からはCa2+オシレーションを記録できた。loading条件を検討したが改善されなかったため、今後はパッチクランプ法によりGnRHニューロンの性質の変化を検討する。また、GnRH-tTA::KCC2-tetO:: tetO-ChR2(C128S)-EYFPマウスを作成することが出来たので、このマウスを用いて光によりGnRHニューロンの活動を制御できるか検討を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] GnRHニューロンでGABAの興奮性入力を抑制性に変化させると生殖機能に異常がみられる

    • Author(s)
      渡部美穂、鍋倉淳一、福田敦夫
    • Organizer
      第36回日本神経科学大会
    • Place of Presentation
      国立京都国際会館

URL: 

Published: 2015-05-28  

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