2011 Fiscal Year Research-status Report
禁煙後に生じる体重増加と便秘の解明:下部消化管運動能や安静時代謝量からの分析
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23790746
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
門田 耕一郎 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 研究員 (40549458)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 禁煙後の体重変化 / 禁煙後の便通変化 |
Research Abstract |
初年度となる23年度は、本研究ももっとも重要な禁煙後の体重増加・便秘について、質問紙票や問診での聞き取りを行い、どのポイントで、採血や呼気試験を行うことが最も有用であるかの検討を行った。今回の研究では1~2年というある程度の期間、追跡し評価することが必要であるためである。特に禁煙後の便の性状などの変化に関する先行研究が現在までのところ認められなかったため、そのもととなる検討を行った。 また、対象者である禁煙成功者を増やすべく、禁煙成功率を上げるための方法を検討した。現在の一般的な禁煙指導・禁煙外来では、禁煙の一年成功率は50%前後である。今までの我々の実績では禁煙成功率は約7割前後ではあるが、本研究では被験者の中で禁煙成功継続者をある程度長期間フォローし、その結果を経時的に検討するため、できるだけ被験者の再喫煙(禁煙失敗者)を減らすことが、本研究を達成するためにもっとも重要であるためである。その結果、身体的依存(ニコチン依存)への薬物的介入だけでなく心理的依存に対する介入(カウンセリング)がはやり重要であることが分かった。従来から我々も非常に重点をおいていたが、便秘・排便状態も心理状態に影響を及ぼすことが先行研究で知られているため、本研究に最適化した心理的依存に対する介入(カウンセリング方法や資料)を構築した。 その結果、初年度(23年度)の禁煙成功率は非常に高いものになっており、本研究を十分に遂行できると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画した通り、禁煙後の体重・便通変化は禁煙後の時間経過とともに変化しており、今後そのメカニズムを予定通り行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度の調査をもとに本年度から禁煙後の体重増加・便秘のメカニズムを調べるための血液検査や呼気試験での消化管運動の検査を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
血液検査や呼気試験などの検査・解析などに研究費を用いる予定である。
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