2011 Fiscal Year Research-status Report
腎虚血再灌流障害に対するHIF-1αの腎尿細管再生メカニズムの解明
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23791759
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山口 邦久 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90464346)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | HIF-1 / 再生 / IRI |
Research Abstract |
HIF-1αkd miceとWILD type miceのIRIモデルの腎sample(虚血再灌流なし、再灌流後6h、12h、24hの時点で腎sample)より、腎尿細管をマイクロダイセクションにて採取、total RNAを抽出し、DNAマイクロアレイを行った。網羅的遺伝子発現解析の分析からストレス応答や免疫応答、細胞・組織修復に関係していると考えられる遺伝子がいくつか存在することが分かり、そのうちA遺伝子をピックアップし分析を行なった。まずin vitroにおける確認実験として、細胞(HK-2細胞:正常ヒト近位尿細管上皮細胞細胞)を用いて低酸素1%24h後、再酸素化5%で培養し3,6.12,24,36,48h毎のRNAを抽出した。real time PCRにてA遺伝子の発現を確認したところ、24hでA遺伝子の発現が顕著にあがっていることが確認された。Western blot においてもタンパクレベルで同様の発現が確認できた。今後この系を確立しCHAC1の機能解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
23年度中にHIF-1αをdown regurationした細胞においても、上記HK-2細胞と同様の実験系を確立する予定であったが、現時点ではまだ至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
HIF-1α発現細胞にsiRNAを導入しHIF-1αのdown regurationを再現し、虚血状態後に再酸素化した培養条件でのA遺伝子のmRNA発現をreal time PCR法にて、タンパクの発現をWestern blot法にて確認する。またA遺伝子にGFPタグをつけたベクターを作成し細胞へ導入し、HIF-1αとの相互作用と細胞内での動きや別の因子との相互作用を確認し機能解析を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
上記、今後の実験計画に従って・HIF-1α発現細胞にsiRNAを導入 ・A遺伝子のmRNA発現をreal time PCR法、タンパクの発現をWestern blot法にて確認・A遺伝子にGFPタグをつけたベクターを作成し細胞へ導入に使用予定である。
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