2012 Fiscal Year Research-status Report
看護技術がもたらす気持ちよさの解明:温罨法の効果検証から尺度開発へ
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23792563
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
加藤 京里 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (70385467)
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Keywords | 看護技術 |
Research Abstract |
本研究は、病にある人に対して看護技術がもたらす心身の気持ちよさを明らかにし、看護技術によってもたらされる気持ちよさを測定する尺度を開発するものである。 前年度、平成23年度には、臨床で、後頸部温罨法の介入研究でランダム化比較試験(RCT)を入院患者を対象に実施した。当該年度はアンケート調査に向けて予備調査を実施する予定であった。 しかし、実際に実施した内容としては、年度途中から産前・産後、育児休暇を1年間とることになったため、アンケート調査の実施を延期し平成23年度の研究結果公表を中心に行うことに変更した。 年度前期には国内、国際学会で平成23年度の研究結果を公表し、後期は紙上発表に向けて論文を作成した(作成中、未投稿)。学会発表においては、研究結果は、「ランダム化比較試験(RCT)の結果:2群間比較」と「RCTの結果から後頸部温罨法の気持ちよさのモデル開発」の内容に分けて発表した。紙上発表に向けては、英文誌への投稿をめざし、現在英語での論文作成に励んでいるところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成24年度前期は、平成23年度に行った研究結果の発表準備、国内、国際の学術集会での公表を行った。後期はアンケート調査を実施する予定であったが、11月より産休に入ることになったため調査を中途半端には実施できないので延期し、学術雑誌での公表に向けて論文を作成している段階であった。 平成24年11月より産休に入ったため、それ以降は研究が実施できておらず、研究は滞っているため、やや遅れていると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年4月~11月:育児休暇取得。研究は中断する。 平成25年12月~平成26年3月 【これまでの研究結果の紙上発表】平成23年度の研究結果について英文誌投稿に向け論文作成する。特に統計学、実験方法の記載については研究指導を受けながら、論文を作成する。 【アンケート予備調査の準備】アンケート調査に向けて、研究協力施設との研究打ち合わせを行い、実施施設を決定する。具体的研究計画を作成し、学内の倫理委員会に申請する。倫理委員会での承認を受けた後、予備調査を実施する。 【当該研究課題関連の研究会、学会への参加】当該研究課題に関連のある、温罨法研究会、日本看護技術学会に参加し、最新の研究結果について情報を得る。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年4月~11月:育児休暇取得。研究費使用なし。 平成25年12月~平成26年3月 【これまでの研究結果の紙上発表】英文誌に投稿するために、英文校正のための料金が必要となる。また掲載された際には別刷り料金が必要となる。 【アンケート予備調査の準備】アンケート調査に向けて、研究協力施設との研究打ち合わせ(会議費、交通費)費用が必要である。アンケート実施に際しては、アンケート用紙や封筒購入のための消耗品代、アンケート用紙郵送料(往復)、が必要である。具体的研究計画が作成したのちには、倫理委員会に出席するための交通費が発生する。アンケート調査実施においては、専門的な知識の教授として、研究指導を受けるための交通費、謝礼が必要となる。予備調査実施では、アンケートに協力してくれた対象者に対する謝礼が発生する。アンケート結果の集計においては、結果の入力を業者に依頼するため、謝礼が必要である。 【当該研究課題関連の研究会、学会への参加】当該研究課題に関連のある、温罨法研究会、日本看護技術学会に参加し、最新の研究結果について情報を得るために交通費、参加費が必要となる。
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Research Products
(2 results)