2012 Fiscal Year Research-status Report
エンド・オブ・ライフ・ケアに携る臨床看護師に対する看護倫理教育プログラムの開発
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23792589
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
竹之内 沙弥香 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00520016)
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Keywords | End-of-Life-Care / 看護倫理 / 看護継続教育 / 臨床倫理 / ターミナルケア |
Research Abstract |
平成24年度は、右の期間産前産後の休暇及び育児休業取得のため研究を中断した。中断期間:平成23年12月5日~平成25年3月31日 様式F-13-2を提出し、2013年2月21日に学振受理済
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成23年12月5日~平成25年3月31日の期間、産前産後の休暇及び育児休業取得のため研究を中断したため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在までに得られた結果をもとに、新たな看護倫理教育プログラムの開発を継続し、有識者によるレビューを実施し、プログラムを修正する。そして、開発された看護倫理教育プログラムを用いた教育的介入が看護師に及ぼす影響を、倫理的感受性、死にゆく患者に対する看護師のケア態度、専門職としての自律性という3つの指標を用いて、多方面から検討する。平成25年度より1年間をプログラム開発と修正、残る2年間をプログラムの実施と評価に分けて研究を実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1)プログラム開発:平成23年度に実施した、看護倫理教育プログラムの内容やあり方に関する検討から得られた示唆をもとに、ELNEC-J Module4に不足するコンテンツを補い、汎用性を高める。臨床倫理の事例検討用フォーマットとしてJonsenらの臨床倫理の4分割法を用いて、臨床倫理の事例検討を行うことができる手引きを作成する。また、効果的な学習を促すカリキュラムの枠組みである教育の分類体系に基づいて、認知・感情・精神運動の各ドメインに作用する要素を補充する。その際、設備備品費として、図書3万円、パーソナルコンピューター19万円、サブディスプレイ3万円の使用を計画している。 2)有識者によるレビュー:有識者によるレビューと修正作業のために、複数名の看護倫理、医療倫理専門家による専門的知識の提供に対して10万円の謝金支払をする。また、プログラム開発に纏わる専門知識の収集と内容の検討のために開催する会議のため、会議費5万円、旅費30万円の使用を計画している。 3)Pilot studyの実施:開発したプログラムの実施可能性を検証するために、選択基準を満たす施設の1病棟にて、研究対象者約20名に対し、開発した看護倫理教育プログラムを実施する。教育の実施において使用するプロジェクターに6万円、研究対象者への謝金として4万円の使用を計画している。そして、開発したプログラムの講義資料を用いて講習会を開催し、臨床倫理の事例検討を1回実施する。その後、参加者を対象に講習会で用いた教材や事例検討の質に関する自記式質問調査を実施する。これらの計画に伴い、消耗品費として6万円(Microsoft Office Professional、プリンターインク、筆記用具、封筒、ファイル、印刷用紙)の使、その他諸経費として印刷費1万円、複写費1万円、通信費2万円を使用計画している。
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